棚田とイルミネーションのコラボ!能登半島「あぜのきらめき」が美しすぎる

地形を活かしたイルミネーションは、日本全国各地にありますが、これほど起伏に富んだ場所での演出は、まずお目にかかれない。日本の原風景とLEDのきらめきのコラボレーション。こんな幻想的な光景を目にしたことがありますか?

冬の棚田を彩る
21,000個のイルミネーション

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目の前に広がる高低差56メートルの光の絨毯。奥に広がるのは日本海。ここは、石川県能登半島の輪島市白米町。

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「日本の原風景」と呼ばれ、国連食料農業機構(FAO)により、日本で初の世界農業遺産に選ばれた風景がこの地にあるのをご存知ですか?
「白米千枚田(しろよねせんまいだ)」は、棚田やため池の里山と伝統の海女漁や製塩方法が残る里海、伝統技術が農村の暮らしと結びついた能登の里山里海の代表例。海岸が崖のように切り立った白米地区では、斜面を何段にも分けて畑として利用する伝統農法を復活させ、水田が幾重にも連なるこの棚田を利用しています。

ギネス認定された
“ペットボタル”って?

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この白米千枚田で10月10日より、夜の千枚田を彩る幻想的なイルミネーション・イベント「あぜのきらめき」が開催中。田んぼの畦(あぜ)に自立式の発光装置“ペットボタル”をびっしりと敷き詰め、夜の千枚田を光の絨毯がピンクやゴールドに染め上げます。なんと、その数21,000個。太陽光パネルと充電池、LED照明が一体となった発光装置をベットボトル容器内に入れたことから、このキャチーな愛称がついたようです。
地元の能登環境協会によると、太陽光発電LEDを使ったイルミネーションとしては最大規模なものとして、2012年11月には、ギネス新記録に認定されたそう。

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これから豪雪シーズンを迎える北陸、雪の影響を心配してしまいますが、日本海に面していることから、雪が積もりすぎて見えなくなるという心配はなく、逆に「雪化粧した中で見るイルミネーションも美しい」と、地元では評判のようです。防寒をしっかりして、真冬の棚田を訪れるのも一考では?

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棚田越しに燃えるような夕日を見届けた後は、ペットボタルの光のあぜ道を恋人と二人で歩く。ロマンチックすぎて寒さも忘れちゃうかも?「あぜのきらめきは」2016年3月13日まで開催される予定。稲作のオフシーズンを利用した冬の風物詩に注目です!

Licensed material used with permission by 輪島市役所交流政策部観光課

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。