「洋服の青山」がスーツをリサイクルした「防災毛布」を石川県・輪島市に寄贈

今月13日、震度5強の地震に襲われた石川県・輪島市

このニュースで、13年前のことを思い出した人もいたに違いない。

ちょうど13年前の今日、同市は「能登半島地震」の震源地にもっとも近い場所として最大震度6強を観測。その後も余震が長く続き、未曽有の被害を受けた。

苦い体験と教訓を将来に継承し、安心で安全な街づくりを目指すため、3月25日を「市民災害の日」と制定。その後1週間を「市民防災週間」としている。

これに際し、「持続的な成長をもとに社会貢献を目指す」を経営理念に掲げる紳士服最大手「洋服の青山」は、下取りサービスで回収した衣類から作った「防災毛布」を昨年に続いて寄贈。

以前は自動車の断熱材や荷物の緩衝剤へのリサイクルが主だったが、国内での災害が増加傾向にある事態を鑑み、2年前より毛布の生産をスタートしていた。

ほかにも、クールビズ製品を積極的に開発したり、全社で省エネに力を入れたり、梱包資材を削減するなど、環境保全を意識したさまざまな取り組みにも注力している。

寄贈された防災毛布が活躍する日が来ないよう強く願うとともに、スーツの販売に留まらない同社のさらなる展開に期待を寄せたいところだ。

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