【自分に自信がない】効果的な克服法を紹介!要因を徹底分析
若者は自分に自信が持てていない人が多いようです。2015年の内閣府公表の調査結果を見ても「自分には長所がある」「自分に満足している」という意見が、諸外国に比べ非常に少ないようです。
自信がもてなければ、自分にある才能を十分に発揮することはできません。考え方や行動を変えるだけで自信のなさは克服可能です。この記事で詳しく紹介していきますので、ぜひ実践してみてください。
自分に自信がない人とはどんな人?
「自分に自信がない人」とは具体的にどのような人が該当するのでしょうか。
たとえば、「自分の意見が言えない」、「おどおどする」、「行動するのが怖い」などが自信のない人に当てはまります。
どうして自分に自信がないのでしょうか。自信のなさの要因は、さまざまです。要因に応じた対策を日々心がけていくことで克服することができますので、この記事をぜひ参考にしてみてください。
自分に自信が持てない要因とは
自分に自信が持てない要因は、多種多様です。以下ではわかりやすく3つに要因を分けてみました。
要因①性格/気質
自分に自信が持てない原因として、まず考えられるのが性格や気質です。性格・気質に問題があると、行動や態度に表れます。
たとえば、内気な性格の持ち主の方は、自分の気持ちを表現することに臆病になりがちで、「自信がない」と外から見られやすくなります。その他、繊細な性格の持ち主や、心配性の方なども「自信がない人」になりやすいです。
要因②考え方
自分に自信が持てない原因として、考え方にクセがある場合があります。
たとえば、完璧主義者の方は、何事も完璧に済ませなければ落ち着きません。そのため、完璧でない部分については自信が持てなくなってしまうのです。
許容範囲が狭い人も、自信がないように見られがちです。自分の中で許されない項目が多すぎて、行動に支障が出てしまうのです。
要因③どう育てられてきたか
どのように育てられてきたのかも、自信を持てない原因となりえます。
たとえば、厳しい家庭で教育・しつけをされてきた人は、「いい子でいなければいけない」というプレッシャーを常に感じています。そのため、行動も慎重になりがちで、自信がないように見えてしまいます。
しつけの結果、自己肯定感を持てないようになっている人もいることでしょう。子供の頃からのしつけは、大人になってからも大きな影響が出るのです。
要因④周囲の環境
自分に自信が持てない原因は、自身の中にだけあるとは限りません。置かれている環境が自信喪失の原因となっていることもあるのです。
たとえば、自分の強みを生かすことができないような職場やコミュニティーに属していると、何をやってもうまくいかないため自信をなくしてしまいます。周りとの能力差がありすぎるような環境も同様です。
考え方編|自分に自信が持てない状態の克服方法
自分に自信が持てない場合、どのようにして克服していけばいいのでしょうか。克服するためには、考え方を変える方法と、行動を起こす方法の2種類があります。
以下では、「考え方編」として、思考パターンを改善することで自信を持てるようになる方法を紹介していきます。考えを変えるだけでも、ずいぶんと違いますので参考にしてみてください。
ポイント①悪い側面ばかり見ずに良い面をみる
自分に自信がもてない方は、起きた結果の悪い側面ばかりを見ようとしてしまいます。ものごとをネガティブに捉えてしまうことで、自信が持てなくなるのです。
これを改善するためには、悪い側面ばかりではなく良い面に注目できるように考え方を変える必要があります。たとえば、苦手な状況であっても、自分を成長させるための状況だと捉えることができればポジティブに捉えることができます。
ポイント②短所を長所に置き換えてみる
自信がない人は、自分の長所がよく見えていなかったり、気づいていても自己評価を極端に低く見積もっていたりします。
自己評価が低いあまり、「自分は何をやってもダメ」だと精神的に萎縮してしまい、成長を止めてしまうのです。ダメと理解できているのなら、そこを改善する努力をしましょう。努力をすることで、「自分は優秀」だなどと、過大評価して何もしない人よりも、よっぽど優秀な人になれるはずです。
ポイント③他人の目を気にしすぎない
人の目を気にしすぎる人は、自信がない人になりがちです。客観的に他人と比べて能力が劣っている訳でないのに「失敗したら恥ずかしい」、「こんなことを言うと笑われる」と勝手に想像して自信を失う傾向にあります。つまり、他人からの評価を気にし過ぎているのです。
また、他人からの批判や非難に過敏に反応しては、怖がり過ぎているとも考えられます。他人はあなたが思うほど、あなたのことを意識してなんかいません。これを知るだけでも、ポジティブになれるはず。
ポイント④謙遜しすぎない・自己主張も時には重要
謙遜しすぎる人は、自信がない人になってしまいがちです。
自信のなさは、他人との会話に顕著に表れます。たとえば、誰かと違う見解を抱いていたとしても、相手の言うことを認めてしまったり、同調することもあります。しかし、意見を合わせる必要なんてありません。複数の意見があるからこそ、最終的な判断はより良いものになるのです。
それに、相手に同調しているばかりだと、人から意見を求められることすらなくなり、最後は全く相手にされなくなることもあります。相手の意見と異なる見解を抱いたときこそ、殻を破って発言するチャンスです。相手の見る目も変わってくるはずですよ。
ポイント⑤完璧にこだわりすぎない
完璧主義者は、自信がない人だと見られがちです。
何かを行うときに、常に何かが不足している、考えが足りないのではないかと完璧を求めて時間を浪費してしまいます。
クオリティは大事ですが、最悪なのは、考え過ぎて結局何もしないことです。これではせっかく考えたことでも評価されようがありません。まずは実行することが重要です。
行動編|自分に自信が持てない状態の克服方法
以上、自信がない人のための克服方法の「考え方編」を紹介してきました。考え方を変えるだけでも自信をつけることができますが、まだ十分ではありません。
以下では、自信をつけるための具体的な行動を紹介していきます。行動を変えていくことで、あなたの周囲からの評価も変わってきて、自身のなさを克服することができます。ぜひ挑戦してみてください。
ポイント①成功体験を増やしていく
自信のなさは、成功体験のなさからやってきます。成功体験を自分の中で増やしていくことで、自信を持つことができるようになります。
成功を積み重ねるためのポイントは、目標を小さく細かく設定していくことです。いきなり大きなゴールを目指しても、成功体験は増やせませんし、失敗したときのショックが大きくなってしまいます。小さな目標をコツコツとこなしていきましょう。
ポイント②すぐにできることから始めてみる
なかなか着手できない物事にばかり挑戦していると、自信を身に着けることができません。今すぐに実践できることから始めて、ゆっくりと自信をつけていくようにしましょう。
たとえば、大きなプロジェクトなどは、自信をつけるのには向いていません。完了するまでに時間がかかってしまうからです。時間がかからない小さなプロジェクトを任せてもらい、コツコツとこなしていきましょう。
ポイント③必要な知識やスキルを身につける
タスクをこなすためには、知識やスキルが必要となります。知識・スキルが足りていなければ、物事もうまく運ばずに自信喪失へとつながってしまいます。
自信を身に着けるためには、基礎練習をしっかり行い、タスク達成のための知識やスキルを身につけていくことが重要です。実力を養えば、結果もどんどん良くなっていくことでしょう。
ポイント④自分を褒める
自信がない人は、自己評価が厳しくなる傾向にあります。「完璧ではない」「まだまだ不十分だ」と、自分に対して、厳しくあたってしまうのです。
しかし、これでは自信を身に着けることはできません。自信をつけるためには、積極的に自分を評価して褒めてあげるようにする必要があります。ほんのわずかな成功や進歩であったとしても「よくやった」と、自らを評価してあげましょう。
ポイント⑤規則正しく健康的な生活をする
生活が乱れていると、心身に影響が出て悪い結果に繋がってしまいます。「万全の調子ならできていたのに」ということができなくなってしまうのです。
そこで、自信を身につけたい方は、生活を正すことから始めましょう。規則正しく健康的な生活を送ることで、メンタルや体調を整えていくことができます。本調子を整えることで、失敗も減り成功が増えていきます。
ポイント⑥飾らない自分を表現できる場をもつ
自信を身につけていくためには、「ありのままの自分でやっていってもいいのだ」と自覚する必要があります。しかし、職場などでは人の目が気になって、飾らない自分を表現できないことでしょう。仮面をかぶっていると、自信の実力を存分に発揮することはできません。
職場やプライベートから離れ、飾らない自分を表現できる場を作ってみるようにしましょう。同じ趣味を持っている人同士の集まりなどに参加するなどが気軽でオススメです。
ポイント⑦日頃から前向きな言葉を発するように心がける
「大したことじゃないけど」「どうでもいいことだけど」「言わなくていいことかもしれないけど」…。こうしたネガティブな前置きを、ついつい口にしてしまうのが、自信のない人の悪いクセです。
ネガティブなことがを慎み、日頃からポジティブな言葉を発するクセをつけるようにしましょう。発言が前向きになると、気持ちや考え方も前向きになり、自信につながります。
ポイント⑧自分を褒めたり認めてくれたりする人を見つける
自分に自信のない人は、周囲の人からあまり評価されることがありません。他者評価が低いから、自己評価も低くなってしまうのです。他者からの評価は、自信を身に着ける上で不可欠な要素です。
そこで、自分を褒めてくれたり認めてくれたりする人を見つけることが大事になってきます。職場の中に、少しでも褒めてくれる人ができれば心強いことでしょう。職場以外でしたら、家族でも構いません。褒めてくれる人がいれば、自信もついてきます。
ポイント⑨態度や姿勢を正す
自信のない人は、姿勢が悪かったり、人の目を見て話さないなど態度が好ましくなかったりします。態度・姿勢を正すだけで、あなたのイメージは大きく変わってきます。
自信を持てないタイミングであったとして、常に胸を張って背筋を伸ばしておくようにしましょう。人と話すときには、相手の目をしっかり見てから話すように心がけましょう。