毎日を幸せに過ごしたいなら 「カラダを動かさないヨガ」が効果的
毎日の仕事や勉強に忙殺されているというアナタ。ここでいったん立ち止まって、こころを落ち着かせましょう。
当たり前の生活に感謝するだけで、案外幸せな気持ちになれるのです。そのために大切な6つのメッセージを『じっせん こころのヨーガ』から贈ります。
気持ちが混乱したときこそ
にっこり笑う
誰かに会ったときに
にっこりされるとホッとします。
つい気持ちを許してしまいます。
それと同じように
自分自身ににっこりして自分自身を許し
あるがままの自分を受け入れます。
口角がさがると老けて不機嫌な顔に見えます。
口角をあげると若々しく可愛らしくなります。
気持ちが混乱したときこそ
あえて自分自身ににっこりします。
(p46「にっこりする」)
静かな気持ちでご飯を食べる
からだはわたしたちがそこで生きる神殿、寺院です。
からだを浄化された清潔な場所に保つようにこころがけます。
そのためにも暴飲暴食を避けます。
落ちついて食べるために呼吸をゆっくりにととのえます。
消化を助けるために姿勢をまっすぐにととのえます。
食事を大いなる存在(神)に捧げ、合掌して
静かな気持ちでいただきます。
そして、食べたあとに食べ物が
どう心身に影響するか自己観察します。
(p72「落ちついて食べる」)
規則正しい生活を
心がける
規則正しい生活、よい姿勢、こころの安定により
健康状態は自然によくなり、どんどん元気になってきます。
筋肉労働や頭脳労働のどちらにおいても
疲れにくくなり、すべてにおいて
抵抗力、忍耐力、持続力などが強化されます。
からだの組織が活気づいて
気持ちも生き生きとしてきます。
(p84「元気になる」)
見返りの愛を求めない
愛するということは
見返りの愛を求めないことです。
ただ無条件に愛すること。
束縛することは愛ではなく
愛は所有するものでも
特定の相手に対するものでもなく
もっと全体的なもの。
そこには競争も必要性もなく
愛があるとき
そこには苦しみはありません。
(p120「愛する」)
リラックスした状態で
呼吸をととのえる
安定して坐ります。
リラックスした状態で
その姿勢がぶれることなく
長く保てるようになると
呼吸がととのってきます。
一分間の呼吸数も少なくなって
それが、ぶれない集中した
こころの状態をもたらします。
そして、ぶれない人生への姿勢が
自己実現を可能にしてくれます。
(p59「ぶれない姿勢」)
人生の大切な瞬間を
生きている
なにかに死ぬほど真剣にとりくんでいるとき
人生の大切な瞬間をわたしたちは生きています。
全力で自分自身を生きること。
本来の目的を生きているときは
時間とエネルギーのロスはありません。
完全に生きること。
しかも自由に。
今、この瞬間を。
(p85「今を生きる」)
『じっせん こころのヨーガ』
コンテンツ提供元:アノニマ・スタジオ
大学院で仏教学、インド哲学を学ぶ。インドのヨーガ道場やインドヨーガ大学でヨーガを学び、ヨーガ歴30年以上。東京・神奈川でヨーガを指導する。『じっせん こころのヨーガ』は読むだけでヨガ効果が得られ、普段の生活でもカンタンに実践できる「読むヨガ本」。自分の身ひとつで、静かに坐り、呼吸をととのえて、心を落ち着かせるシンプルな方法が書かれている。