「ヨガ」を行うとカラダの痛みが和らぐと判明。科学者のお墨付き!
「UPLIFT」で、ライターのJacob Devaney氏がヨガをすることはカラダの痛みを和らげるという記事を書いています。
氏曰く、ヨガや瞑想など精神を大切にするような運動をすれば、脳内で痛みを感じる部分の灰白質に影響を与え、カラダが楽になるのだとか。
コンピューターの前で長い時間過ごした後、ヨガやストレッチをすることが億劫なことありませんか?大抵は、長時間座り続けることで生じるカラダの痛みが原因なのですが、そんな時こそヨガをすべきです。
会社にいる時はヨガをすることはできないので、散歩にいったり、近くのベーカリーにいってみてはいかがでしょうか。少しの間でも外に出たり歩いたりすることは、仕事によって引き離されたカラダと精神を統一する効果があります。
科学的にも心とカラダの鍛錬は健康に良く、カラダの痛みを和らげることにつながると証明されています。
アメリカ疼痛学会(APS)の年次総会では、アメリカ国立補完統合衛生センターで所長を務めるM・キャサリン・ブッシュネル博士が、ヨガが人々の慢性的な痛みを和らげると発表したそう。
「Yoga and Chronic Pain Have Opposite Effects on Brain Gray Matter(ヨガと脳の灰白質における、慢性的な痛みへの相対効果)」と題された研究には、重要な項目がまとめられています。その中でブッシュネル博士は、以下のように述べます。
「ヨガや瞑想などをして心とカラダを結びつけることは、脳の中にある構造を刺激して慢性的な痛みを和らげてくれます」
シカゴに拠点を置く米国疼痛学会は、科学者、臨床医、その他専門家など複数の分野を統合した組織です。
この組織の目的は、痛みを和らげる知識を増やして公共政策と臨床実践に役立てること。さらにサポートネットワークも作り、痛みに対処する方法を教えることも目的としています。
ありがたいことに現在では、ヨガや瞑想など昔からある運動と近代的な臨床研究とを組み合わせて、痛みに対処することができるようになりました。
ヨガは自分だけで行ってもいい活動ですが、誰かと一緒に行うとまわりの人や環境にも特別な効果があるそう。例えば、ヨガのクラスに参加すれば、どんなに困難な状況にいても前向きな気持ちになれるのです。ブッシュネル博士は、さらにこう加えます。
「脳の灰白質の大きさは、痛みと関連しています。ヨガなどの心と結びついた運動を行うことで、灰白質を保護し、増加させます。それが、慢性的な痛みを軽減させることにつながるのです」
上記に述べたもの以外にも、カラダの痛みについての研究は多数あります。私たちは本能から、痛みを無視したり麻痺させることがよくあります。ですが痛みというのはそもそも、カラダが私たちに危険を訴える手段なのです。カラダの訴えに耳を傾けつつヨガをすれば、痛みを減らしより健康的になれるでしょう。
この方法以外にも、ペットと抱きしめ合うことや腹の底から笑うこともカラダの痛みを軽減させる効果があるとか。
痛みのメカニズムを理解して、より適切な方法で対処することで以前よりも健康で、まわりの人にもいい影響を与えることができるのです。
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