受験生の娘のために「不器用な父親」がとった行動とは?
これから紹介する90秒のアニメーションは、マルコメ株式会社のTVCM「料亭の味 カップみそ汁 夜食篇」。素直になれない受験生の娘と不器用に娘を思いやる父の温かさを描いたハートフルなストーリーとなっています。
あえて先にコマーシャルだと公表しても、まったく色褪せることのないその感動。特に女性のみなさんは、強く心を打たれるかもしれません。
父から娘へ。
みそ汁がつなぐ“家族の心”
ある朝、娘は玄関で靴を履く父の傍らに傘が置いてあることに気がつきます。
お互いにちらりと相手を気にするものの、別の部屋にいる母に「今日、雨降るの?」
「近頃、娘とうまく話せない」と感じる父と、
「お父さんとうまく話せない」と思っている娘。
父娘の間にぎこちない空気が流れる中、父は受験勉強中の娘が夜中に冷蔵庫をあさっていると妻から聞かされます。
ある夜、お腹を空かせた娘が一階に降りると、食卓におにぎりとカップみそ汁が。
翌朝、「夜食ありがとう」と母に伝えるも、母は何も知らない様子。
「もしかして、お父さんが…?」
その夜、一階に降りてみたところ、やはり父の姿がありました。
「父さん、なんだか腹が減っちゃってな。お前も食うか?」
「うん…」
父の優しさと温もりが詰まった、不格好なおにぎりとカップみそ汁。
「おかかと梅、どちらのおにぎりを食べるか、じゃんけんだ」と言われ、娘の声と表情が和らぎます。
不器用な父の優しさに触れ、二人の関係がこれから上手くいきそうな予感が漂うラストシーン。思わず胸が熱くなります…。
みそ汁は、空腹を満たすだけでなく、古くから培われてきた“温かさ”という情緒的な価値も持っている。このCMは「娘を思う父の姿」を通して、そんなことを教えてくれるのではないでしょうか。
Licensed material used with permission by マルコメ株式会社