毎朝1分で仕事のやる気を出す方法 「モーニングクエスチョン」って知ってる?

「もっとやる気が出せればいいんだけど…」という相談をよく受けます。解決する方法はいくつかありますが、特に効果的なのが「小さなきっかけ」を作ること。まず行動を積み重ねることで、毎日の流れを変えていくのです。そのためのヒントを紹介していきましょう。

「モーニングクエスチョン」で、
気持ちよく1日をスタート!

誰にでも前向きな日と、そうでない日の両方があると思います。その原因はいろいろ考えられるかもしれませんが、とくに「朝の思考回路」の影響が大きい、と僕は考えています。朝の気持ちが前向きなら、気持ちよく1日のスタートを切ることができ、その日全体の循環までよくなります。

モーニングクエスチョンとは、次に示した8つの質問のこと。これを毎朝起きてからすぐに声を出して読み、自分に対して問いかけるようにしています。

〈モーニングクエスチョン〉Q1. What am I happy about in my life now? And feel it!(今、何に幸せを感じている? それを感じてみよう)Q2. What am I excited about in my life now? Feel it!(今、何にドキドキしている? それを感じてみよう)Q3. What am I proud about in my life now? Feel it!(今、何に対して誇りを感じている? それを感じてみよう)Q4. What am I greatful about in my life now? Feel it!(今、何に対して感謝している? それを感じてみよう)Q5. What am I enjoying most in my life now? Feel it!(今、何を楽しんでいる? それを感じてみよう)Q6. What am I committed to in my life now? Feel it!(今、何を必ずやろうとしている? それを感じてみよう)Q7. Who do I love? Who loves me? Feel it!(今、誰を愛している? 誰が自分を愛している? それを感じてみよう)Q8. To whom and how can I contribute today? Enjoy it!(今日、誰に対して、どんなふうに貢献する? それを楽しんで!)

人間のあらゆる思考は、Q&Aから成り立っている、といわれています。つまり「Q(問い)」の質によって「A(答え)」の質も変わってきます。脳がいい方向へ焦点を当てざるを得ない質問を朝、自分に問いかけると、自然と思考もいい方向へ向いた状態で1日をスタートできるようになります。

やる気のエンジンは
「たった1分」で点火できる

「なかなかやる気が出なくて困っている」と、英会話スクールの生徒さんや学習コーチングのクライアントから相談を受けることがあります。そんなとき、こう答えます。「とりあえず1分だけ全力でやってみたらどう?」。

論文やレポートを書く場合には、とにかく最初の1行を書いてみる。実は、こうした小さな行動を起こした1分後には、すでにやる気のエンジンがかかっていることが多いのです。1分真剣に取り組めたなら、そこから5分、15分、30分と、それ以上に続けていくことは難しくないということ。

私たちは、つい「すべて自分の感情や意思によって行動している」と思い込んでしまいがち。たしかに、うれしいから笑うし、悲しいから泣く。おなかがすいたから食事をする。しかし、実際には、逆のパターンも多い。悲しい気分のときに、笑顔を作ってみたらちょっと気持ちが晴れた。食欲がないと思っていたけれど、いざ食べてみたらもっと食べたくなった、というふうに。

とにかく、まず行動を起こすことで、やる気は出てきます。気持ちが乗らないまま、ただ待っているだけでは、いつまでたってもやる気は起きないのです。

1日ひとつ
「小さな初体験」にチャレンジ

今の仕事にはまあまあ満足している。不満があるわけでもないが、転職しようというほどでもない。でも、将来の目標や夢は見えない。はたして自分はこのままでいいのだろうか…。

そんなときは、毎日少しずつ自分に変化をつけてみることをオススメします。僕が実践していることを挙げてみましょう。それは、”1日ひとつの初体験"です。これは、毎日ひとつ、生まれてから一度もやっていない体験にチャレンジするというもの。本当に些細なものでかまいません。

たとえば、コンビニで新商品の飲み物を買う。通勤ルートを変える。たったこれだけのことで、「自分は日々変化しているのだ」「自分は日々成長しているのだ」という自覚が芽生えてきます。

「One Person,One Action」で
人生はつながっていく

僕は、誰か新しい人と出会うと、必ず何かワンアクションを起こすことに決めています。

たとえば、飲み会などで、たまに映画の話題になることがあるでしょう。そこでまだ観たことのない映画が話題に出てくると、必ず帰りにレンタルビデオショップに寄って、その映画のDVDを借りてから帰ります。ポイントは、帰り道にそのまま借りに行ってしまうこと。日をあらためると、つい忘れてしまったり、テンションが下がって結局観ずじまいになるからです。

また、仕事で名刺交換をしたら、基本的にその日のうちにメールを出すようにします。当日できなかったときでも、名刺フォルダーに入れる前には必ずメールを出します。

このようにして、誰かと出会ったら、何かひとつアクションを起こして次につなげておくようにするのです。

「勉強しなくてはいけない」
ではなく、「勉強したい」

脳は言葉の影響を受けやすいもの。言葉はメンタル面に大きな影響を及ぼします。だから僕は、普段の言葉づかいに気をつけています。

たとえば、「〜しなくてはならない」という表現は極力使いません。そのフレーズが浮かんだときには、「〜したい」に言い換えます。「勉強しなくてはいけない」ではなく「勉強したい」、「贈り物をいただいたから、お礼をしなくちゃいけない」ではなく「お礼をしたい」。「〜しなくてはいけない」というと、義務感が生じて、行動を起こすのが一歩も二歩も遅くなります。言葉ひとつで心も行動も変わってしまうわけです。

毎朝1分で人生は変わる
コンテンツ提供元:サンマーク出版

三宅裕之/Hiroyuki Miyake

シナジープラス㈱代表取締役。早稲田大学商学部卒、コロンビア大学教育大学院修士。㈱ベネッセコーポレーションを経て起業。NLP心理学、英語・中国語、マクロビオティック、引き寄せの法則、ボディエクササイズなど、心技体の各方面にわたる教育事業を展開。現在は中国に在住し、中国人向けのリーダーシップ教育、日本人向けの中国語通信教育も行う。

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