世界各地で落書きをしまくる!正体不明の覆面アーティスト「バンクシー」がついに映画化

「バンクシー」は、世界的に有名なストリートアーティストとして知られています。その正体は誰にもわかりませんが、公共物を扱う非合法のアートが多いなか、作品に込められたメッセージを高く評価する人が絶えません。つまり、いい意味でもわるい意味でも「追われる身」。彼の主張は以下のとおり。

都市や屋外や公共の場所こそ、アートが存在するべき場所なんだ。アートは市民とともにあるべきだ」

2013年、彼はNYを舞台に大規模な展示を開催しました。まるで追いかけっこを宣戦布告したかのような事件でしたが、その真相に迫ったのが、2016年3月26日から順次公開予定のコチラの映画。

『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』

「毎日1つ」
NYに作品が出現!

428d49bc8901245e60e5954a013ee4cc00109b29

きっかけは、2013年10月1日にNYで発見されたグラフィティです。スプレー缶を持つ少年の横に記された番号に電話すると、オーディオガイドが流れました。

活動開始を公表したわけではありませんでしたが、バンクシー公式ホームページに作品が登場したことから、街全体を巻き込んだ展示がスタート。多くのパフォーマンスが話題になりました。

露天商が「バンクシー作品」を
たった60ドルで販売

B609b5ff6a57bf531a86cf6b46baebb60df21f70

10月13日。覚えがある人もいるかもしれません。バンクシーといえば、その作品の価値が百万ドルに及ぶこともあります。が、なんと路上でスプレーアートをひとつ60ドル(約7,000円)で販売開始。どれも「ホンモノ」でしたが、1日かけて実際に売れたのは4点のみ。なかには半額に値引き交渉して購入した女性もいました。

YouTubeにその様子が紹介されるやいなや、一件は世界中で話題に。さらに、騒ぎはどんどん広がっていきます。

次々と現れる展示に
通行人が殺到!

D21ba8fc59db22dacaa815583479d1437ee4ebe8

グラフィティだけに留まらない大掛かりな仕掛けを「街頭演劇のようだった」と表現する人も。偶然その場に出くわした通行人は、作品に集まってはそのあとを追い、SNSで拡散。多くのメディアが彼の活動を紹介しました。なかには作品を奪い取って無許可で販売する人まで現れ、社会問題に発展。

ブルームバーグ前NY市長は「他人や公共の財産に損害を与えるものは芸術に値しない」とコメント。警察も彼を逮捕すると明言しました。「宝探し」、または「追いかけっこ」ともとれる、NY中を巻き込んだ大騒動が1ヶ月ものあいだ続いたのです。

すべての作品が蘇る!

35bb1359b0a0026125ac3f836f2e09fcd3a92d53

彼が生み出す現地でしか知り得ないアート体験は、見ようと思って見れるものではありません。が、『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』は、現地の凄腕グラフィティライターが、一連の騒動に完全密着したドキュメント映画です。必ずやその熱気を感じられるはず。

公式サイトによれば、2016年1月30日発売の書籍『バンクシー・イン・ニューヨーク』で、撤去されたすべての作品をチェックすることもできます。

映画は3月26日(土)渋谷シネクイントでの公開を皮切りに、全国ロードショーを開始予定。そのほかの詳細はコチラから。

Licensed material used with permission by UPLINK
2016年3月3日、ロンドン大学クイーン・メアリーの科学者による衝撃の研究結果が発表されました。なんと、あの正体不明のアーティスト「バンクシー」を特定した...
浴室、トイレ、息子の部屋…と家中に落書きをしているのは、ベルギーのイラストレーターJoke Neyrich。「家は私の大きなキャンバス」と言い切る彼女は、...
大人になった今、壁に落書きしようだなんてまったく思わないけど、このおウチを覗いたらなんだかやっぱり楽しそう!まあ、マネしようとは思わないけどね(笑)
モスクワ出身のアーティストevgeny chesさんは、街にあふれるストリートアートを森の中に持ち込みました。しかしそれは、森を汚してしまう「落書き」では...
デジタルアートを駆使して、摩訶不思議な街を生み出しいるのは、バルセロナを拠点に活躍するアーティストのVictor Enrich。映画「インセプション」ばり...
ハワイを拠点にしたアート集団「POW! WOW!」。展覧会を開いて人を集める従来のスタイルとは異なり、自分たちで世界各地どこへでも行ってしまう。目的地では...
さすがは自由の国アメリカ、としか言いようがない!だって、ささっと落書き……いえ、イラストを描いただけのバナナが、9.99ドル(約1,071円)で飛ぶように...
2014年に文京区にオープンした『WALLS TOKYO』は、アートのセレクトショップだ。日本国内には数多くのギャラリーが存在し、そのほとんどで作品購入は...
『エターナル・サンシャイン』で監督を務めたミシェル・ゴンドリー。彼がiPhone7のみで撮影した11分の短編映画「Détour」が、Apple社の公式Yo...
思い起こせば誰にでも一人くらいは、恩師と呼べるような先生がいるんじゃないでしょうか。この記事の主人公もきっと、いつかそう呼ばれるに違いないステキな先生です...
世界各国で活躍しているフォトグラファーのJason D.Pageさんは、10年以上前からこのライトアートの虜。この魅力をもっと世に伝えるべく、夜空に落書き...
アレハンドロ・ホドロフスキー。カルト映画の巨匠とされるチリ出身の監督は、今年、88歳を迎えた。とはいえ、この年齢になっても精力的に映画をつくり続ける姿は、...
ビーチに設置された300インチの大型スクリーンで、星空の下、海風を感じながら映画を見る──。ゴールデンウィークにいつもとちょっと違う体験がしたい人には、開...
「卒業旅行は、海外でアートに浸りたい!」思い浮かぶ候補地は、ニューヨーク、ロンドン、パリ、フィレンツェ…あたりだろう。美術館でじっくりと鑑賞する。勿論、そ...
ムンク、ゴッホ、ピカソ…誰もが一度は目にしたことがある有名どころの絵。それらをポップなトーンで落書きしているのは、バングラディシュのアーティストDoodl...
ベルギーの街角でいたるところに出没する小さな清掃員たちが話題になっている。落書きを消したり、植物に水をやったり、ゴミの山と戦ったりと街の美観を保とうとオジ...
デヴィッド・リンチ。映画を愛する人なら、誰でも彼の作品を観たことがあるはずだ。本作品『デヴィッド・リンチ:アートライフ』では、彼のインタビューや家族の写真...
南米最大の現代美術展、「サンパウロ・ビエンナーレ」が開催されるブラジルばかりに注目がいきがちだが、アルゼンチンもまたラテンアメリカの現代アートシーンを牽引...
大きなスクリーンで映画鑑賞しながら、テーブル付きの座席まで運ばれてくる本格的な料理を味わい、ビールやワインに酔いしれるーー。そんな映画館が2016年4月2...
本作品のタイトルである「YARN」は、アイスランド語で「糸」を表す言葉。この物語は、彩り豊かな糸によってアートへ昇華した「編み物」にスポットライトを当てた...