「すべてを捧げてひたすら描け」16歳の天才画家が両親から教わったこと
まずは、作品を見てみましょう。
とても16歳の少女の作品とは思えない油絵ではないでしょうか。しかも、描いたディミトラ・ミランが本格的に絵の道を志したのは、わずか4年ほど前から。画家の両親が開いたアート教室で、描き方を学びはじめました。
それから、めきめきと才能を磨いていった彼女。今では多くのメディアに掲載され注目される存在になりましたが、もちろん努力あっての賜物。その裏には両親から学んだ、「仕事観」が大きく影響していたようです。
「すべてを捧げてひたすら描く」
彼女は、両親から教えられた最も重要なアドバイスについてこう語っています。
「私は、両親の言葉や、仕事に対する姿勢から仕事観を学んできました。絵を描いている雰囲気を見せる必要はない。ただ描くこと。毎日、他のことはいいから、ひたすら朝から晩まで描く。情熱と責任と献身をもって取り組み続けること。その先に道がある」
芸術一家とはこうである…と勝手に納得させられてしまいそうな、眠気の覚める教えですよね。
彼女自身のコメントからも、その熱意がひしひしと伝わってきます。
「絵を描くことは、私の生きる目的です。アート作品を生み出すことは、自分自身の声を表現する究極の方法なのです。私は、心のなかにある美しい何かを創りだしたり、キャンバスの上に解き放つことが大好きです。アートには、世界を変えられるような力強さがあると本当に思います。私の絵の世界が、もうひとつの現実への入り口や、癒やしの場になってくれたらと願っています」
絵を始める前は、旅行をして新しい文化に触れることが大好きだったそうです。動物がよく描かれていることも、彼女の愛情や冒険心の現れだとか。
色使いによって、水の中にいる感覚や、動物と触れ合う楽しさ、花の香を感じさせる作品作りを意識しています。そのほかにも、美しい作品の数々が彼女のwebサイトでチェックできます。気になった人は一度訪れてみては?