ロールス・ロイスの「船舶管制塔」

ここで紹介するコンセプト動画は、将来世界中を往来するようになる無人輸送船を、7〜14名ほどの少人数でリアルタイム監視するためのもの。

動画に盛り込まれている最先端のテクノロジーの数々が、SF映画顔負けに描かれている。

船舶管制塔のなかは、部屋一面がディスプレイ。無人船舶が辿っている経路やステータスが常に管理される。

人工知能との音声会話で、ほとんどの操作は完結する。そのほか、ホログラムやタブレットでテキスト・画像・動画を確認。

船舶に問題が起きた時は、カメラ付きのドローンを出動させてLive映像を確認。さらに、アイトラッキング機能で目の動きを視点に反映させたり、視線の先にあるパーツを調査する。

故障が見つかれば、次の港で交換できるようスタッフやパーツの手配を進めるだけ。

人工知能からは、「そろそろ一息入れてリフレッシュしたほうがいいですよ」なんて、人間味のあるアドバイスも。

エンジニアは「故障から過去3時間のデータを」と声をかけるだけで、機体の詳細を確認できる。

エンジン音のオーディオを聴いて、耳で判断するなんて職人らしい芸当も遠隔でできる。会議は、人材とスケジュールを一覧表示。あとは選ぶだけ。

ミーティングルームでは、ホログラムを使って詳細を共有。ディスカッションできる。

2014年に考案した、タンペレ大学などと共同で研究開発に取り組んでいるコンセプトだ。動画で見ると臨場感を感じる。

Licensed material used with permission by Rolls-Royce Singapore Pte Ltd
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。