毛穴の面積が約2倍になってしまう!?女性を悩ませる「毛穴熱風」とは・・・

誕生日を迎えるたびに、フクザツな気分で「嬉しいけど、また歳を取っちゃった・・・」なんて思っているあなた、女性が歳を取るのは「誕生日じゃなくて夏」とも言われているのを知っていますか?それは、強い紫外線や夏バテ、遊びすぎなどなど、お肌に影響を与えるさまざまな要因が集中しがちだから。

紫外線については比較的慎重にケアしている人も多いかもしれませんが、同様に気をつけたいのが「毛穴の開き」。夏には日本各地で毛穴を開かせ、目立たせてしまう「毛穴熱風*」が吹き荒れるんです・・・

*ポーラの造語です。

「毛穴熱風」って?

初めて聞く言葉だ、という人も多いのではないでしょうか。この「毛穴熱風」、コスメブランドのポーラと日本気象協会が共同で行った研究によって名付けられた現象なんです。ざっくり言うと、気温30℃以上の真夏日に吹く、扇風機の「中」以上(だいたい風速3m/秒以上)の風が「毛穴熱風」になります。この風に30分肌をさらすと、肌の表面が乾燥し、キメが乱れ、キメが交差する部分の毛穴が引っ張られます。その結果、毛穴がなんと約2倍に広がってしまうというのですから、聞き捨てなりません・・・

毛穴熱風のせいで
肌印象にも変化が!?

「たかだか毛穴が広がるだけなんでしょ?元に戻るんでしょ?」と軽く考えるべからず。毛穴の広がりは、他人の目からみても目立つのです。通常、相手の毛穴を認識できるギリギリの距離は約74cmですが、毛穴熱風に当たった肌は95cm離れた場所からでも毛穴が認識されてしまうとか。男性を対象とした調査では、大半の人がその距離で「女性の毛穴が見えた」と答えたそうです。例えばデートで食事をするシチュエーションを想像してみてください。一般的なテーブルの幅は約80cmですから、毛穴熱風にさらされた肌の毛穴は確実に見えてしまうことに・・・

毛穴が目立つと肌の若々しい印象が損なわれてしまうばかりではなく、メークのノリが悪くなる原因となってしまいますよ。

「毛穴熱風」の正体は2種類
「静岡県」は要注意!

「毛穴熱風」には山から吹くものと、海から吹くものの2種類があります。

【山の毛穴熱風】の正体は、実は「フェーン現象」。湿った空気が山を越える時に雨や雲で水分を減らし、乾いた空気となって山を下りる現象で、風下の地域は気温が上昇します。風上に高い山脈がある地域は特に注意が必要です。

【海の毛穴熱風】の正体は「夏の低気圧」。夏にはしばしば日本アルプスや富士山を中心に局地的な低気圧が発生し、そこへ向かって吹き込む熱気を含んだ海からの強い風が毛穴熱風となるのです。海からの南寄りの強い風が吹く地域は要注意です。

山からも海からも風が吹く静岡県、特に富士山のふもとの地域は特に注意が必要で、夏場に「最も毛穴が目立つ」場所となっています・・・

あなたの県は大丈夫?
7月の毛穴アラートをチェック

要注意地域の人じゃなくても、自分の住んでいる地域で「毛穴熱風」の影響があるのかどうか気になりますよね?そんな時にぜひともチェックしてもらいたいのが、同じくポーラが提供している「美肌予報」です。これは、いわば「肌の天気予報」。ポーラが持つコスメブランドならではの「肌のビッグデータ」と、日本気象協会が持つ気象データのコラボレーションによって全国各地の「美肌指数」を導き出してくれるんです。

あなたが住んでいる地域の毛穴には「アラート」が出ているのか、美肌予報をチェックしてみましょう。例えば静岡県の予報は上の図のような感じです。やっぱり「毛穴」の項目は注意したほうが良さそうですね・・・

「美肌予報」で
さらにキメ細かい「毛穴ケア」を

「美肌予報」が教えてくれるのは、美肌指数だけではありません。その時期その地域で要注意な肌トラブルと、かなりきめ細やかな美肌ケアについてのアドバイスまでを提供してくれるんです。夏場は、「毛穴」以外にも地域ごとに注意すべきポイントがたくさん。シミやシワなどメジャーなものだけでなく「糖化*」など、聞きなれないトラブルも紹介されています。アドバイスは食事、生活習慣から、マッサージ、肌の調子が悪い時のメークのコツまで多岐に渡っているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

*角層の糖化

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