NYでもLAでもなく、今こそ「スーフォールズ」に行くべき9つの理由
もしかしたら、ほとんどの日本人はその街の名を聞いたことがないかもしれません。しかし、『Forbes』や『TIME』が発表しているランキングでは、アメリカでもっとも住みやすい場所として何度もランクインするほど、魅力が詰まっているそうなんです。
「目立たない、地味な田舎」
アメリカ国民の大多数がそんなイメージを持っているらしい、サウスダコタ州・スーフォールズを訪れるべきワケを「Matador Network」から紹介しましょう。
01.
アメリカ最高のサイクリングロードがある
最近、『Fodor's Travel Guides』は、「ビッグスーリバー レクリエーション トレイル&グリーンウェイ」をアメリカ最高のスポットの1つだと言及しました。スタート地点は滝であり、都市部と農村部を取り囲むように、ビッグスー川に沿った道が26マイル(約41km)も続いています。
この場所は、サイクリングロードと認識されているかもしれませんが、ウォーキングやランニングをして楽しむ人々もたくさん。普通の旅では出くわすことのないスーフォールズの一面を発見するには最高の場所かもしれません。
02.
街の名前の由来にもなった、美しすぎる公園もある
自然豊かな観光スポット「フォールズパーク」は、 非常に美しく、街の名前の由来となった公園。流れ落ちる水は「豪快」のひとことで、プロポーズのスポットとしても人気です。
5階建ての展望タワーからは公園全体を一望可能。135年前に建てられたスーフォールズ最古の建物「クイーンビーミル」の廃墟も眺められます。
クリスマスシーズンには、園内の建物や大半の木々が数千個のライトで飾られる「ウィンターワンダーランド」も開催。夏は、スーフォールズの古い電力会社の建物内にあるオーバールックカフェで、アイスクリームサンドイッチをどうぞ。
03.
さらには、アメリカでNo.2のパティスリーも!
あなたはこんな言葉を聞いて育ったはずです。
「もし本場のパティスリーを求めているなら、サウスダコタに行きなさい」
え、聞いたことがない?しかし、人気TV番組「Top Chef」で活躍するChris Hanmerは、それを実現すべく活動しています。
彼が経営する、ヨーロッパの影響を受けたスイーツのお店「CH パティスリー」では、2013年から最高のマカロンやキャラメルブリオッシュなど、高級スイーツを販売中。味だけではなく、その鮮明な色使いも高い評価を受けており、人々の美的感覚をくすぐります。ネオンカラーのマカロンは意外に思えるかもしれませんが、『The Daily Meal』のアメリカ最高のフレンチベーカリートップ10で、ニューヨークのお店に挟まれる形で第2位にランクインしたほど。
04.
「最高の日焼け」が待っている
「ワイルドウォーターウエスト」は太陽の下で行う、ほぼすべてのアクティビティを提供。多くの人が「最高の日焼け」を体験できる場所になっています。
さらに、あなたのエネルギーが有り余っているなら、どんなに元気な人もヘトヘトにさせる、スリリングなウォータースライダーに挑戦を。一方、のんびりしたアクティビティを探しているなら、レイジーリバーがオススメ。チューブにつかまりながら流れに身をゆだね、ストレスを忘れてください。
05.
ヨーロッパ気分だって味わえる!
1919年に完成したセントジョセフ大聖堂は、100年間近くスーフォールズの街を見守りつづけており、間違いなく州内でもっとも美しい建物のひとつ。1947年製のオルガンや、高天井とステンドグラスの窓は数十年にわたって維持されています。アメリカの中で、あえてヨーロッパ風を味わうのもいいのでは?
06.
家族全員で楽しめる 「ワシントンパビリオン」がある
家族全員で楽しみたいなら、スーフォールズの中心にある「ワシントンパビリオン」へ。ここには、アートギャラリーやアクティビティを備えた「カーヴィ サイエンス ディスカバリー センター など、あらゆるアトラクションが完備されています。
さらに、ワシントンパビリオンは、「サウスダコタ シンフォニー オーケストラ」のホームでもあります。この1ヵ所で、丸一日楽しめるでしょう。
07.
この場所ならではのアウトドア体験が可能
サウスダコタを訪れる多くの人は、「グレートプレーンズ」での体験を求めています。そのため、SDGFP (サウスダコタ州狩猟漁猟公園管理局)はスーフォールズのアウトドアキャンパスで、無料のイベントと教育プログラムを提供しています。たとえば、釣りのレッスンやバードウォッチング、自然学習プログラムが受講可能。
たとえそれらを受けなくとも、ちょっと立ち寄って休憩するだけでも、訪れる価値は十分。ビッグスー川沿いの眺め、小道のハイキングなど、贅沢な時間を過ごせるでしょう。ここサウスダコタは、カワウソ、モモンガ、フクロウの生息地なのです。
08.
エネルギッシュなミュージックシーンを目の当たりにできる
現在、スーフォールズはちょっとした音楽の復興期にあります。いくつかの新しい音楽施設が誕生しており、最近完成した「デニー サンフォード プレミア センター」には、ポール・マッカートニーを招待したばかり。一方、「ザ ディストリクト」では、まだ有名ではない多くの若手ミュージシャンが曲を披露しており、薪で焼いたステーキを味わいながら、演奏を楽しめます。
もしユニークな体験を求めているなら、「ホワイトウォールセッションズ 」へ。5ドルの当日券を購入すれば、レコーディング中のミュージシャンの様子を、少人数の落ち着いた空間で観覧できますよ。
09.
大人気の音楽フェスが開催される
この年に1回のスーフォールズの祭典「25th Annual JazzFest」は、3日間のアウトドアミュージックイベント。しかも、入場料は無料!7月中旬に「ヤンクトン トレイル パーク」で開催され、ラテン、レゲエ、ファンクなど、ジャズ以外の音楽も楽しめます。