月がなければ地球は「人が住めない場所」になるって知ってた?
国立天文台によれば、2016年7月4日(月曜日)の20時01分は「新月」。
太陽が重なって月の姿がほとんど隠れることから、ゼロからのスタートとも捉えられています。髪型を変えたり、習いごとを始めたりしても縁起が良い日とも言われていますよね。日本神話に登場する「月詠様(つくよみさま)」を祀った神社を訪ねて、願掛けしてみる、っていうのもアリかも。
ところで、月にまつわる話題って本当に身近。もし存在しなかったら?なんて考えたことはあるでしょうか。月見はもちろん、満月もスーパームーンもナシ。味気ないものですが、それどころか地球環境にもゾッとするような影響をあるのだとか。動画は必見です。
多くの生命が絶滅する
動画で紹介されている理由は、大きく分けて2つ。
【問題1】
月の引力によって遅くなっていた地球の自転スピードが速くなる。【問題2】
自転軸の角度が変わり、四季、昼夜、気温などがバランスを崩す。
01.
引力がなくなる
万有引力の法則により、月と地球の間にも当然引力が発生しています。潮の満ち引きはそのために起こっているもの。多くの人が知っているかもしれません。そして、海面も引っ張られ、地球の自転のスピードは抑えられている状態です。
では、その引力がなくなったらどうなるのか?「HOWSTUFFWORKS」によれば、自転スピードが上がり、1日のサイクルは24時間から6時間ほどに短縮。地表は暴風に晒されます。それまで引っ張られていた海面は分散をはじめ、浅瀬に波が押し寄せるとも。
02.
地球の地軸角度が変わる
地球の地軸の傾きは、さまざまな影響により23度ほど傾いています。そのため、太陽光が当たる角度に変化が生じ、日本には四季が訪れているそう。
しかし、この地軸の傾きが、月がなくなることによって不安定に。たとえば、角度が金星のように0度になると季節がなくなり、天王星のように97度に傾くと、昼と夜の感覚が長くなり、白夜や極夜が延々と続くと言われています。また、月明かりもなくなるため、夜はほんとに真っ暗。
地球環境が絶妙なバランスに上に成り立っていること、月ってとてもありがたいものだということ、その2つに改めて気付かされる動画ですね。