3万点を超えるアート作品を月に保存するプロジェクト「Lunar Codex」
地球で生まれた芸術を、月に保存する。そんな壮大な計画が進行中だ。
「Lunar Codex」というプロジェクトは、3万点以上ものアートをタイムカプセルに入れて月面で保存することを目指している。158ヶ国のアーティストによる本や映画、詩などをデジタル化して月へ送るという。
地球で生まれた芸術を
宇宙空間に保存
Peregrine Lander on the lunar surface ©︎Astrobotic
the works are shrunken in digital format but are still viewable using a magnifying glass ©︎Lunar Codex
打ち上げは全部で4回の予定で、1回目は2022年11月にすでに実施されたらしい。
残りの3回は、2023年10月〜2024年の間に行われるとのことだ。
Griffin carrying Viper during Lunar transit ©︎Astrobotic
同プロジェクトを立ち上げたSamuel Peralta氏は、「アートを月へ送ることは未来へのメッセージだ。いつか月が人類にとって当たり前の存在になったとき、地球で生まれた芸術のすばらしさを伝えられるかもしれない。」と語っている。
なお、タイムカプセルはアートを数十万年以上も保存できるらしい。遠い未来、月面に美術館ができたりして……?
Top image:Peregrine Lander on the lunar surface ©︎Astrobotic