「快感を感じることだけやる」好きなコトを仕事にできる人の思考法
ライクワーク=ライスワーク=ライフワーク。好きなコトを仕事にして生きていく。それができている人はお金持ちだっただけ?運がよかっただけ?
この記事では、好きなコトを実際に仕事にできる人の思考法を紹介します。決してこれを読んだだけで実現できるとは言いません。でもね、断言します。ここに書いてある思考法を自分のモノにできたら、間違いなく一歩近づけます。
「快感を感じること」
だけをやろう
この場合、「好きなコト」って言えるのは、「恋してる」のと同じぐらい夢中になれるコト。そしてその気持ちは、何かを生み出す原動力と比例してる。恋している気持ちが下がると原動力も低下して、絶対に上手くいかない。
あなたが目指していることが本当に好きなコトかどうかを見極めるコツは、それをしているときに「快感を感じるか」どうか。それがすべて。
ライフステージの変化を織り込んだ
計画はしない
「5年後までに結婚したいから、今はまだ動けない」とか「子どもが手離れしたら始めようと思ってる」とか、そういった計画は絶対にその通りにいかないし、上手くいかないからやめたほうがいい。まず埋めるべきパズルのピースは「好きなコトを始める」。それ以外は後からでもはめていける。
オリジナルの作り方は
「好きなコト」+2
好きなコトで本当に結果を出そうと思ったら、絶対にオリジナリティが必要。「オリジナル」を作るのにはコツがある。それは、好きなコトに2つ、別の要素を掛け合わせること。「料理」が好きなだけではビジネスにならない。「オーガニックな料理」はライバルがたくさんいる。「アフリカのオーガニック野菜だけを使った料理」、例えば、そういうこと。
キャリアが変わっても
必ず共通項はある
キャリアを変えるのって、ゼロベースに戻ることじゃない。仕事である以上、絶対に共通項があるし、むしろ前の経験や知識があるからこそ進められることがある。常識を破る新しい視点(オリジナリティにつながるような)が持てるということだってある。
「やらないこと」を決める
好きなコトを仕事にする場合、「やるべきこと」を決めるより、「やらないこと」を決める方がよっぽどパワーがいるし、大変なこと。だって、絶対にあれもこれも全ての過程に関わりたくなるから。でも、「ここは絶対にタッチしないで専門家に任せる」という部分を決めないと、軌道に乗らない。
「3人の賢者」に話を聞こう
好きなコトはあるけど、専門的な勉強をしていない?そんな時は詳しい人を3人思い浮かべて話を聞きに行こう。詳しい人と言うのは「友達の中で」とかのレベルじゃなくて、その世界での第一人者クラスの人。今はSNSというツールもあるし、難しいことじゃない。大丈夫、好きな気持ちが本物なら、いつか必ず聞いてもらえる。
不安なことは「見ない」
文句を言う人、批判をする人はどこにでもいるし、リスクは常に付きまとう。それはもう避けられないこと。じゃあ、どうする?
不安なことは徹底的に「見ない」が正解。常に成功のイメージだけを持つ。「あたなの意見は正しいかもしれないけど、私は違うから」と思い続ける。不思議なものでこれってトレーニング次第で獲得できるマインド。
「ナイスリー」に離れていく
「nicely」、つまり、丁寧に、きちんと、良い方法で。
仕事をやっていれば、いろんなコトが起きる。裏切られたり、すっぽかされたり、意見が食い違ったり。そんなとき、自分が正しいと思うと情熱のあまり激昂して絶縁してしまいがちだけれど、ビジネスをする以上、その相手がめぐりめぐって将来の顧客になる可能性だって十分にある。それを常に念頭において、綺麗に別れることって、とっても大切なスキル。
他人へのリスペクトがない人は
成功しない
お世話になったらお礼を言う、メールを返す、手紙やお中元を贈る、ねぎらう、謝る。結局のところ、成功している人はそういう当たり前のコトができる人だったりする。
「今日」はどんな日かを考えよう
今日という日。それは「これからの人生であなたが一番若い日」。年齢を気にしてブレーキをかけるのは、無意味なこと。
口角を常に上げる
すごいことを成し遂げている人って、どんな顔をしてる?充実している人の表情は?きっと、口角が上がっているはず。これも一種のトレーニング。常に口角を上げていると、いつのまにかそれが「楽しい気持ち」に切り替えるスイッチになる。楽しい時って、自分が最強な時だから。
お手本は
「ワンピースに恋した女性」
じつは、ここまで挙げてきた思考法を実践している人がいます。と言うか、このリストは「その人」が語ってくれた生き方のエッセンスを凝縮したもの、というほうが正しいかもしれません。
その人というのが、今注目を浴びているエシカルファッションブランド『Ayuwa』を起業した渡部雪絵さん。バリバリの金融業界人だった彼女が、まったく専門外だったファッションの世界に飛び込んで結果を出し続けている、その根っこにあるものが、この記事のリストです。
彼女はワンピースに恋をしていました。ターニングポイントは子供を授かり、会社をやめた事でした。彼女のブランドはファッションアイテムを通じて未来へ投資するという理念を持ち、売り上げの5%を購入者が任意の団体に寄付できるという、ファッションブランドとして唯一無二のオリジナリティを持っています。
あなただって、好きなコトを仕事にすることは決して夢物語ではありません。もちろん、簡単なことではないですけれど。
1979年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業(専攻:現代マーケティング)
新卒にて三井住友銀行に入社。融資業務や運用提案等に従事。その後、日本経済新聞社の速報部門に金融/経済記者として勤務。東京証券取引所や日本銀行の記者クラブに常駐し、金融機関や事業会社、識者を多数取材した。再び金融業界に転じ、三菱UFJモルガン・スタンレー証券にてストラクチャードファイナンスや制度商品の組成等に携わる。その後、ファンド会社を経て2015年、アユワ株式会社(登記時は株式会社Dress Press)を設立。
ちなみに…
渡部さんのインタビュー詳細は、パナソニックの「let's talk business women 〜自分らしく、しなやかに生きるために〜」でご覧になれます。どこまでもポジティブ、けれど決して無理のない彼女のナチュラルな姿勢は、女性のみならず男性にとっても多くの気づきがあるはず。
渡部さん以外にも興味深いエピソードを持った人がたくさん登場しているのでライフスタイルのヒントがほしい人はぜひチェックしてみてくださいね。