「うまくいく人」が大切にしている7つの考え方

あなたの周りに、何をやっても「うまくいく人」がいるかもしれません。彼らは、どうして成功を収めることができるのでしょうか?きっとそれは、心の中に持っているいくつかの信念があるからです。

自身も起業家であるElle Kaplanさんが、たくさんの起業家を見てきた経験から、成功を収めた人たちが信じていたことを「Inc.」で公開しています。

01.
「人の力」は借りるべき

成功を掴みとる人は、自分だけで何かを成せるとは思っていません。同じ方向に歩もうとしている人と一緒に働き、師に教わることで前に進めるものだと信じています。実際、多くの起業家は、自身の成功の大きな要因に、メンターの存在を挙げることも多いのです。

イギリスの実業家Richard Bransonは、叔父のJimから大切なことを学びました。それは、「誰もが認めないようなアイデア、それが考える価値のある新しいアイデアだ」という発想。

第二次世界大戦中、従軍していたJimは「草を食べる」という奇行で知られていましたが、じつは食料がなくなったときに草や木の実を食べることが身体に与える影響を調査する実験だったのです。自分を導き、インスピレーションを与え、成長を助けてくれるメンターの存在は、プロフェッショナルとしての道のりに必要不可欠なのです。

02.
早さより、質の高さ

HubSpotの共同創業者、Dharmesh Shahは、このように述べています。

「成功とは、しばしば不屈の賜物である。一番乗りをした人が挑戦を辞め、努力をしなくなり、理念と価値の実現を諦めても、厳しく完璧を求め続ける人こそが勝利する人だ」

ひと晩で成功を手に入れられると信じているなら、それはサンタクロースに期待するくらい非現実的なことでしょう。できるだけ早く成果を出そうとするあまり、中途半端なものをつくり、競合にあっという間に負けてしまう起業家を私はたくさん見てきました。

素晴らしいプロダクト、素晴らしい組織、そして素晴らしいチームをつくり上げ、短距離ではなく、長距離を走るように粘り強く最終的な成果を生み出すことが大切なのは、そのためです。

私はいつも自分のチームにその大切さを理解させて、締切を伸ばす必要があれば、できるだけ要請に応えるようにしています。

03.
成功は自ら掴み取るもの

Seth Godinは、ブログに次のようなことを書いています。

「企業の人事に履歴書を送って評価してもらおうとするならば、それは長い道のりになるだろう」

就職活動に励む人にとっては、ちょっと意地悪に聞こえるかもしれません。しかし、こう続けます。

「成功に必要なあらゆる道具、あらゆる許可は、すでに揃っていることを自覚しなければならない」

成功を掴み取る人は、門番が許可をくれるのを待つのではなく、自ら動き出しているもの。たとえそれが、ガラスを割ったり壁を壊したりするようなことであったとしても。

まずは目標に向かって、具体的なゴールを達成しましょう。昇進を待つのではなく、ヘッドハンティングがあったことを給与交渉のときに伝えれば、結果は驚くべきものになるはず。

04.
必要なものは
すべて揃っている

Googleの最初のサーバー・ケースにはレゴが使われ、Dellはたったの1,000ドルを元手にスタート。こうした例はいくらでも挙げることができます。なぜなら成功を手に入れた起業家は、適切なスキルと根性さえあれば「今あるもの」で十分成功できると信じているからです。

まずは、自分を信じて実行しましょう。もっと大きな材料を手に入れるのは、それからでも遅くありません。限られたリソースでどれだけのことができるか考えて見ると、きっと自分でも驚くことでしょう。

まずはとにかく、手持ちのもので新しい何かをつくること。創業するときも、10年経ったあとも、これは変わりません。

05.
変化することで
前進できる

自分のアイデアが気に入っていて、少しの変化も許さない、という起業家を私は数え切れないほど見てきました。これは埋没費用の誤った考えです。成功を手に入れる人は、こうした問題を避けるもの。

CostocoのCEOであるJim Sinegalは、スターバックスのCEOであるHoward Schultzにアドバイスを求められ、こう言ったといいます。

「こんなことは言いたくないけどね、アドバイスをもらってその通りにするなんて、一番やっちゃいけないことだよ」

Shultzはこのアドバイスを受けて、変化を恐れず、大胆な方向チェンジをするようになったそうです。その結果、スターバックスは躍進しました。

もちろん、あらゆるアイデアをすぐに取り入れなくてはならない、というわけではありません。これが最善の方法なのか?ということをつねに問い続けることこそが大切なのです。

06.
すべての人に
好かれることなんてできない

偉大な女優、Tina Feyは、かつてこう言いました。

「他人の意見を変えることにエネルギーを使ってはいけません。自分がこうだと思うことをやり、気に入られるかどうかを気にしてはいけません」

私が自分の会社をつくったとき、「どうかしている」と言った人がいました。まったく正しいと思います。すべての人を喜ばせることは不可能なのです。とくに自分が成功しようとしているときは…。

あらゆる成功は、あらゆる批判にさらされます。だから、気にしないのが一番なのです。批判を乗り越えるときに私がいつも思い出しているのは、この言葉です。

「“NO”は誰かの意見にすぎない」

07.
お金より大切なものがある
と、信じている

確かにビジネスを続けていくのに必要なのは、利益であり数字です。実際、私はいつもそのことを起業家に指摘しています。

でも成功する人は、お金の価値を超えていきます。かのSteve Jobsも、こんな言葉を残しました。

「実現すべきアイデア、解くべき問題、正すべき間違いに燃えていなければならない。最初から情熱がないのなら、最後までやり遂げることはできないだろう」

起業は、安定的な収入とはほど遠いものです。だからこそ、利益よりも大切にしなければならないものがあるのです。もしそれが心の中にないのであれば、小さなことでもいいから、どうすれば世界が良くなるのか?と考えてみましょう。

Licensed material used with permission by Elle Kaplan
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。