ビジネスパーソンが英語を学ぶなら「セブ留学」がいい3つのワケ
大学生はもちろん、社会人も有給休暇を取得して海外へ語学留学をする人が増えてきています。「でも英語ネイティブ圏は遠くて、そんなに時間が取れない…」という人にオススメなのが、セブを始めとした「フィリピン」への英語留学。
セブ英語留学には、どんなメリットがあるのか?その理由は、安藤美冬さんの著書『ビジネスパーソンのための セブ英語留学』に書いてありました。
短期間で英語を学びたいビジネスパーソンには、いいヒントになるかも?
01.フィリピンは世界で3番目に
英語を話す人の人口が多い
英語を話す人の人口が多い
iStock.com/Holger Mette
フィリピンは第二次世界大戦終了後の約40年間もアメリカ領であり、さらに7,109個の島からなる多言語国家のため、共通語が必要でした。そういった歴史的な背景から英語はフィリピン語と並ぶ公用語として浸透し「世界で3番目に英語を話す人口が多い国」とされているのです。
とくに大学教育を受けたフィリピン人の英語力は、ネイティブ並み。非ネイティブスピーカーのビジネス英語能力を国別で評価する「ビジネス英語指数(BEI)」によると、2013年のフィリピンのスコアは78カ国中1位と、その英語力は世界から認められているんです。
非ネイティブのフィリピン人から英語を習うことに対して、「文法や訛りは大丈夫なの?」と不安に感じる人もいるかもしれませんが、きちんとした英語学校であれば、先生たちは皆、とてもきれいな英語を話します。むしろ、ネイティブのように早口でまくしたてないので、一つひとつの英単語が聞き取りやすく感じるでしょう。
言ってみれば、彼らは「英語学習の成功者」。成功する英語の勉強法を熟知しているのです。
ただ注意しなくてはいけないのが、実際にフィリピンで英語を学ぶ留学生は初級レベルの人が大半だということ。英語上級者やネイティブ圏への留学経験者、ビジネス英語をしっかりと学びたい人にとっては、十分に満足できる語学学校に出会えない可能性も…。
02.時差がたったの1時間
1〜2週間程度の短期留学の場合、体内リズムをその国に合わせる必要があるため、じつは「時差ボケ」の影響は大きく出ます。
でも、日本とフィリピンの時差はたったの1時間。英語ネイティブ圏のアメリカ、カナダ、イギリスのように日本と昼夜逆転、なんてことはありません。
さらに、フライト時間も成田からセブまでは、直行便で約4時間半〜5時間。渡航による心身のストレスが少ないので、学習効率が下がる心配もありません。
ビジネスパーソンにとっては、日本にいるときとほぼ同じ時間の感覚で仕事関係のやりとりができるのもメリットのひとつです。ただし、Wi-Fi環境は期待できないので、日本で事前に「海外用ポケットWi-Fi」を準備しておくと安心です。
03.マンツーマンレッスンが基本で
日本人向き?
日本人向き?
セブを含めたフィリピン留学の最大の魅力といえば、先生と生徒、1対1の「マンツーマン(プライベート)・レッスン」です。
他の国では、先生1人に対して生徒が4〜12名程度のグループレッスンであることが多いのですが、フィリピンにある語学学校の多くは、こうしたマンツーマン・レッスンがカリキュラムの中心になっているのです。
1対1であれば何かしら話そうとするものなので、シャイな性格の日本人にとっては、一層、マンツーマン・レッスンが向いているかも。もし、友だち作りをするのであればグループ・レッスンを取り入れてみるのもいいかもしれません。
またフィリピン人は陽気なので、ホスピタリティが高め。楽しく英語学習のモチベーションを上げてくれるのは嬉しいですね。
ひとつ大切にしてもらいたいのが「事前のインプット」。レッスンで英語をアウトプットしていくためには必要不可欠です。と言っても初級レベルの人であれば、中学生レベルの単語と文法をおさらいする程度でOK。せっかくのレッスンを雑談で終わらせないようにしましょう。
筆者が実際に体験した語学留学をもとに、セブを始めとするフィリピンへ留学するメリットを多数掲載。きっとあなたも行きたくなるはず。
【著者】1980年生まれ、フリーランサー。慶應義塾大学在学中にアムステルダム大学に交換派遣留学。卒業後、集英社を経て独立。ソーシャルメディアでの発信を駆使し、肩書や専門領域にとらわれずに多種多様な仕事を手がける独自のノマドワーク&ライフスタイルを実践中。これまで世界54ヶ国を旅した経験を生かし、海外取材、内閣府「世界青年の船」ファシリテーター、ピースボート水先案内人なども行う。白木夏子さんと行っている会員制コミュニティ『安藤美冬×白木夏子オンラインサロン Wonderland」も人気。