ボルドーワインの楽しみ方は、究極の「カジュアルさ」にあった

ボルドーワインと聞けば、多くの人が重厚な赤ワインを思い浮かべるだろう。しっかりとしたお肉料理にどっしりと重いフルボディの赤。

しかし太陽がさんさんと降り注ぐこの季節、産地ボルドーの町の人々はもっとカジュアルにワインを楽しんでいる。

01.
白ワインでいただく生牡蠣は、
ソーセージをプラスして

3f971669921b4d0f6d3bc87800b92f67b5d2fe56

生牡蛎に白ワインは定番だが、これにソーセージを合わせるのが通の食べ方。牡蛎と一緒にオプションでソーセージが付いてくるメニューが定着している。

ボルドーっ子曰く、さっぱりした生牡蛎とこってりソーセージの組み合わせがいいのだとか。言われるままに試してみれば、確かに間にソーセージの脂をはさむことで、牡蛎のつるりとした食感をより楽しむことができ、どんどん食が進む。

「いくらでも牡蛎を食べられる気がするでしょう!」とにっこり笑うギャルソン。海が近く、たくさんの牡蛎をお値打ちで食べられる地域ならではの贅沢かもしれないが、ぜひお試しあれ。

02.
ピザもBBQもロゼで決まり!

24f86cefd9a27f78d543271b72c57322746ecc7d

酒屋さんの軒先、あるいは店内の一番目立つところにはロゼワインがずらり。この季節、ホームパーティーのバーベキューに招待されたときなどに重宝するのがロゼだという。きりっと冷えたドライなロゼワインは、焼きたてのお肉やお野菜と相性が良く飲み飽きない、とボルドーの人は口をそろえる。

ピザのお供にロゼを選ぶ人も多い。当地では夏の果物であるイチゴやラズベリーにアイスクリームを添えたデザートをロゼと楽しむ人の姿も。

D05c595118d6910c7937eeae3897ffd1d55ae0f5

 ボルドーの町をぶら歩きしていると、テラスで夕涼みしている人たちのテーブルには当たり前のようにワイングラスが置かれている。グラスの中のロゼワインが町にほのかな色を添えているのは、ちょっとした夏の風物詩かもしれない。

ボルドーに限らずフランスでは、最近ロゼ人気が高まってきた。旨味や渋みを楽しむ赤ワインと、冷やせて温度の変化とともに味の変化も味わえる白ワイン。呂方の良いところ取りが人気の理由だ。ボルドーでもロゼの生産に乗り出すワイン農家が多く、地元産のロゼにも多くのチョイスがある。

03.
チーズの盛合わせにも
当然のように「白」

食事の最後にはチーズの盛り合わせ。「ぜひ白を合わせてみて」と現地のワイン生産者たちから勧められた。一般的に白ワインは赤と違ってタンニン(渋み)が無いのでチーズとあまりケンカせず、味を引き立てあうそうだ。

なんとなく「チーズには赤」というイメージが定着しているが、それが常識だったのは、まだ冷蔵庫がなかった(あるいは性能が良くなかった)頃の話。食事の最後に食べるチーズには、常温でもおいしく頂ける赤ワインしか選択肢がなかったからだという

食後に冷えた白ワインも楽しめる現代、もちろん赤に合うチーズもあるが、迷ったら白を選んでみるのもアリでは?

04.
貴腐ワインと梅干しが
最高のマリアージュだった!

F319072e3baf6e9f74e2087b0b7bbcecd1959cd3

貴腐ワインの名でも知られる甘口白ワイン。デザートワインの印象が強いが、実はしょっぱいものや酸っぱいものと合わせて飲まれることも。6月末に行われたボルドーのワインフェスティバルでも、貴腐ワインに合う料理のデモンストレーションが行われるなど注目を集めていた。

貴腐ワインを製造するワイナリーにお邪魔すると、付け出しに出されたのは、なんと梅干し、それからわさび豆!

「梅干しの酸味は貴腐ワインにとても良く合うの。貴腐ワインは高級なイメージが強いかもしれないけれど、カジュアルにも楽しめるから試してみて」

干し梅の甘酸っぱさと、とろりと甘い貴腐ワイン。交互に口にすると貴腐ワインの爽やかさが引き立って、これもグラスが進む。

05.
のんびりピクニックには、
「果物とワイン」がボルドー流

フルーツやクラッカーを持ち寄って、日の入りまでの長い午後を楽しむピクニック。そんな集まりの終盤では常温の赤ワインが主役だ。最初はきりっとしたロゼやスパークリング、あとから赤ワインをゆっくりちびちび。こうしたゆったりした時間が何本ものワインとともに過ごされている。

たしかに「高級ワイン=ボルドー」の印象は付いて回る。だけど、そこはTPOに合わせた使い分け次第で、いくらでもコストパフォーマンスの高い良質なワインに出会えることも、この土地の魅力だろう。

たとえば、楽しみ方から最旬モノまで手広く網羅した「バリューボルドー」のサイトを覗いてみるのも手だ。

Photo by Akiko Terai
仏ボルドーに今年6月オープンした 「La Cite du Vin (ワイン文明博物館)」。ボルドーワインで有名なこの街の新たなシンボルとして、構想から8年...
人口約24万人(都市部全体だと約114万人)、フランス第5の地方都市ボルドー。この町を歩いていて感じるのは、若い人が多くて活気があるということ。それもその...
紫いもで作った「日本芋酒(にほんいもざけ)」は、ワインでもなければ焼酎でもない、さらに言えば日本酒でもない、全く新しい日本初の「生酒」なんです。
千葉県の飲食店「珈琲とワインのある暮らし25」から登場したのは、ワインの甘味や酸味を表現したコーヒー豆。「お酒を飲めない時でも、ワインを飲んだ時のような、...
「Rebel Coast Winery」による、カリフォルニア産ソーヴィニヨンブランを使ったワインには、アルコールが入っていません。だから、いくら飲んでも...
2月23日(金)からhako galleryで、14~15世紀のフランスで親しまれていたスパイスワイン「hypocras(イポクラス)」が飲める。体の内側...
世界トップレベルでワインの消費量が多い国であるイギリス。誰もがワインを愛する反面、空になったワインボトルのゴミ処理は、国内でも大きな問題になっています。
世界の食通が発見する前に、この新しい「ボタニカルなSAKE」を日本人として試したい。
ワインって、もっと身近な飲みものって捉えた方がいい気がする。かしこまって飲んでも美味しくないって思うのは僕だけじゃないはず。ならば、この「Guzzle B...
酔っ払いたいけど、体重が気になるあなたへ。飲むお酒をワインひと筋にしてみてはいかがでしょうか?ビールほどむくまないし、酔っ払っても上品さがキープできるワイ...
ちょっといいレストランで食事をしようとするとき、避けては通れないのが「ワインの注文」。どうせならかっこよく、まるで詳しい人かのようにオーダーしてみたいです...
大きなスクリーンで映画鑑賞しながら、テーブル付きの座席まで運ばれてくる本格的な料理を味わい、ビールやワインに酔いしれるーー。そんな映画館が2016年4月2...
ライターAshley Fern氏が、この記事で一番伝えたいことは「ワインこそが女性の最高の友である」ということ。女性がワインにどっぷりハマってしまう理由を...
東京・赤坂にあるレストランCROSS TOKYOにて先日行われたイベント、「ノムリエの会 meets 一関」。一流スタッフにより振る舞われる岩手県一関市の...
同じ日本と言えども、関東と関西では食文化に大きな違いがあることはご存知のとおり。食を通して異文化体験ができてしまう。では、その違いってどこにあるかちゃんと...
北海道美瑛町に廃校を活用した「食の複合施設」がある。敷地内には、レストラン「ビブレ」、パン工房、ホテル、料理塾がそろっている。地元の食を通してよろこびを提...
よく「若いワイン」を安物のワインとイコールで認識している人がいるけれど、それってじつは大いなる誤解。こんなことワイン好きからすれば釈迦に説法だけど、若いと...
「日本に眠る愉しみをもっと。」をコンセプトに据え、「地方と食」にフィーチャーした様々なプロジェクトを展開する「DINING OUT(ダイニング・アウト)」...
2016年6月、スペインで新発売された1本のボトルにワイン業界全体がざわついた。なにせその色が赤でも白でもロゼのような中間色でもなく、雑じりっ気のないイン...
とは、「Thought Catalog」のライターChrissy Stockton氏の弁。どちらかというと、あまりワインが好きではない、もしくは嫌いではな...