まるでワインに精通しているかのようにオーダーする「5つのコツ」
ちょっといいレストランで食事をしようとするとき、避けては通れないのが「ワインの注文」。どうせならかっこよく、まるで詳しい人かのようにオーダーしてみたいですよね。
ここでは、ワイン評論家のMike Peterson氏がまとめた、ワインを頼む際のとっておきの方法を紹介しましょう。ここぞというデートの時に役立つかも?
01.選んだらダメなのは「2番目に安いワイン」
メニューのなかで一番安いワインを選ぶのは、なんとなく抵抗がありますよね?ついつい「2番目に安いワイン」を頼んでしまったことはないでしょうか。
レストラン側もそのことはよくわかっているので、最もよく頼まれる2番目に安いワインを、一番利益率が高い価格に設定していることが多いのです。利益率が高いということは、コストパフォーマンスが悪いということ。変に見栄を張ってレストランの策略にハマるのはやめましょう。
逆に、1番安いワインは品質相応の値段に設定されています。これが、なかなかおいしいものなんですよ。
02.3杯以上飲むならボトルのほうがお得
グラスで頼むべきか、ボトルで頼むべきか、悩む人も多いでしょう。ボトル1本はだいたいグラス4杯分ですが、グラス4杯のほうがボトル1本より高い場合がほとんどです。もし同じワインを3杯以上飲むなら、ボトルで頼みましょう。
ただ、割高だからといってグラスで頼むべきでないのかといえば、そうではありません。ワインは料理との相性が大切です。いろいろなワインを試すことができるのは、グラスならでは。
03.ソムリエに伝えるべき
ポイント
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よほどワインに精通していない限りは、無理せずソムリエに相談しましょう。病気に正しい診断ができるのは医者だけなのと同じで、結局はワインも専門家に頼るのが一番です。
ソムリエには、次の4つのポイントを伝えましょう。
・色:赤か白か
・産地:新世界(フルーツの香り)か旧世界(土の香り)か
・コクの強さ:ライトボディ、ミディアムボディ、フルボディか
・予算
この希望さえ伝えれば、ぴったりのワインを選んでくれますよ。
04.予算を言いたくないときはメニューを指差す
誰にだって懐具合はあるものです。ソムリエに予算を伝えればその範囲内で選んでくれるとはいえ、デートなどで正直に予算が言えないときもあるでしょう。
そんなときは、メニューをソムリエに見せながら、ワインの価格を指差して「こんな感じで」と伝えましょう。ソムリエも予算を明らかにしたくないときがあることは心得ていますから、これで察してくれます。
05.テイスティングでNGな香りは「濡れた新聞紙」
ワインが来たら、いよいよテイスティングです。これは、ワインに異常がないかをチェックするためのもので、味が好みかどうかを見るものではありません。
ソムリエがコルクの栓を抜いて、少量のワインを注いでくれます。数回グラスを回し、しっかりと香りを吸い込んだあと、味見をします。ここでもし濡れた新聞紙やダンボールのような匂いがしたら、迷わずソムリエに伝えてください。これは「コルクテイント(ブショネ)」と言って、稀に起きるワインにコルクの匂いが移ってしまう現象で、3〜5%くらいの確率で発生する事故のようなものです。これは開栓するまでわからないので、こうしたテイスティングが必要になるわけです。
コルクテイントが発生した場合は、無料で別のボトルに変えてもらうことができます。