ポートワインは、「バスチー」と合わせると最高だった!

食後に飲むお酒と言ったら、ウイスキーやブランデー、カルバドスなどの蒸留酒を思い浮かぶかもしれません。でも、ワインにだって食後に適したものがある。

そこで、今回はソムリエ吉川大智さんに、オススメの「ポートワイン」を教えていただきました。もちろん3000円アンダーで。

知ってるようで、知らないポートワイン。なんでも、バスクチーズケーキにもピッタリなんだとか。

吉川大智(よしかわだいち)
世界40ヶ国200都市の酒場とワイナリーを旅した元バーテンダー。JSA認定ソムリエ。現在多数のメディアにてコラムやエッセイを執筆するライターとして活動中。

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Instagram:@sukoburuwines

 

「おいしい食後酒」という選択肢があるだけで、どれだけ幸福度が増すことか。胃の働きを活性化させ、消化を促進させるというメリットもあるのが食後酒。

なかでも「ポートワイン」は、普段の家飲みの締めくくりに最適!これにちょっとしたデザートでもあれば、食べ終わりから寝るまでのひとときがゴールデンタイムに変わる。

いまだコロナウイルス明けやらぬ日々。自宅にいる時間を特別なものにするには、今こそ食後酒の秘めたる魅力に気づくべき!

衝撃の“コク”を体感せよ!

©2020 NEW STANDARD

テイラー ファインルビー

産地:ポルトガル / ポルト
ぶどう品種:非表示
タイプ:酒精強化ワイン
味わい:コクのある甘口
アルコール:20%
価格:2100円前後

「酒精強化ワイン」の一種であるポートワインは、発酵中のぶどう果汁にブランデーを加えることで、酵母の働きを強制的に止める製法でつくるワインのこと。

一度は口にしたことのある人なら感じたであろう、あの独特の深みある甘みとコクは、酵母の働きを止めることで生まれる。

数あるポートワインのなかでも「テイラー(TAYLOR's)」だ。

ポルトガル北部ポルトに流れるドウロ川流域に位置する、1692年創業の老舗ワイナリー。川の対岸は、赤レンガの屋根が段々畑のように幾重にも連なり、世界遺産に登録される風光明媚な土地。

僕が訪れたのは、2014年のこと。たまたま巡り合ったTAYLOR'sでテイスティングツアーに参加。そこで衝撃を受けたのが、この「テイラー ファインルビー」。

“ポルトガルの宝石”と謳われるルビータイプのポートワインのなかにあって、「テイラー」は抜きん出て味わいにコクがある

長期熟成のポートワインほど、おいしいのは言うまでもないが、それなりに値が張るもの。そこへ行くと「ファインルビー」は3000円でお釣りがくる。コスパの良さからもまず、間違いのない1本といっていいだろう。

ペアリングのキーワードは
「ビター&スイート」

フレッシュなカシスを連想させる果実味たっぷりでコクのある濃厚な味わい。合わせるなら、断然「ビター&スイート」なデザートだ。

まずは「バスクチーズケーキ」。表面を焦したあの香ばしさにチーズ特有の濃厚なコクが加わり、とにかくファインルビーとよく合う。

チョコレートなら「オランジェット」、ドライフルーツやナッツ入りのチョコもオススメ。あるいは「ガトーショコラ」あたりも相性としたら最高。フレッシュフルーツたっぷりのタルトもいい。

こんな具合にデザートと合わせても、単体で飲んでも、夜長のお供にもってこい。映画鑑賞や好きな本に没頭したいとき、ちびちびと行ってみてはいかがだろう?

ただし、こう見えてアルコール度数は20度。糖分もそこそこ。くれぐれも飲み過ぎにはご用心を!

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