【ソムリエ推奨】日本人の琴線に響く「赤ワイン」(2142円)

「国産ワイン」と「日本ワイン」の違いを正確に把握している人がどれだけいるでしょう?

海外から輸入したぶどうを使って国内で製造したものが「国産ワイン」。これに対し国産ぶどう100%でつくるワインが「日本ワイン」。今回、ソムリエ吉川大智さんが推薦してくれたのも、ライトボディの「日本ワイン」。

ぶっちゃけ、日本のワインってどうなの? そんなふうに思っている人にこそ読んでもらいたい内容です。

吉川大智(よしかわだいち)
世界40ヶ国200都市の酒場とワイナリーを旅した元バーテンダー。JSA認定ソムリエ。現在多数のメディアにてコラムやエッセイを執筆するライターとして活動中。

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Instagram:@sukoburutakezo

みなさんは「日本ワイン」についてどんなイメージをお持ちだろう。

まだまだ発展途上、クオリティの割りに値段が高い……もしかしたらいいイメージを持っている人はまだ少ないかもしれない。

ワインを好きになればなるほど、誰も知らないマニアックなブティックワイナリーやレアものを攻めたくなるもの。たしかにその気持ちも理解できる。が、このワイン、ぜひ新鮮な気持ちでトライしてもらいたい。

日本人の琴線に響く
やさしく甘い香り

©2020 NEW STANDARD

シャトー・メルシャン 山梨 マスカット・ベーリーA

生産地:日本 / 山梨県
ぶどう品種:マスカット・ベーリーA
タイプ:赤ワイン
味わい:ライトボディの辛口
アルコール度数:12%
価格:2000円前後

日本有数のワインの銘醸地、山梨県でのびのびと育った日本固有の土着ぶどうがある。マスカット・ベーリーAだ。「シャトー・メルシャン」のこの1本は、マスカット・ベーリーAの新たな可能性を感じさせてくれる。

鮮やかなルビーの色調から漂ってくるのは、どこか懐かしい甘い香り。縁日のわたあめや、べっこうでコーティングされたいちご飴のような、記憶の隅っこにあるそんな甘い香り。

香りはスイートでも、口に含めば繊細な酸味を感じる。軽い口当たりで鼻に抜けるラズベリーのようなフルーティーなアロマが、とにかく心地いい。

ガツンとストレートに訴えてくるフルボディの赤ワインは、ある意味わかりやすい美味しさ。かたやこちらは“三位一体”。甘い香り繊細な酸味、そして味わいしっかりながらライトな飲み口。シャトー・メルシャンが手がけた「マスカット・ベーリーA」は、そういう独自の個性を生み出した。

三位一体がまとまりを持つワインは、なかなか存在しない。

合わせるなら、
昔ながらの家庭の味(和食)

マリアージュは、やはり和食がいい。

といっても、高級食材を用いたフュージョンや気取った“WASHOKU”の必要なし。どこか懐かしさを感じさせる家庭的な料理ほど好相性。甘辛く煮つけた「肉じゃが」、「サバの味噌煮」、出汁をきかせた「筑前煮」でも。

昔から日本人家庭の食卓を彩ってきた、そんな馴染みの味にそっと寄り添ってくれる。こういうのを飲み疲れしないワインって言うんですよね。

ピザとワイン、ステーキとワインももちろん最高。でも、たまにはこんな温かみのある普段着のマリアージュも悪くないと思う。「シャトー・メルシャン 山梨 マスカット・ベーリーA」で検索してみて。

Top image: © 2020 NEW STANDARD
米オレゴン州でのびのび育ったぶどう品種「ゲヴェルツトラミネール」100%でつくったワイン。「スワロー ゲヴェルツトラミネール」
ソムリエ吉川大智さんがオススメするのは、南アフリカ共和国が世界に誇る高品質のスパークリングワイン「グラハムベックブリュット NV」(通称グラハムベック)。
ポルトガル北部、大西洋沿岸のヴィーニョ・ベルデ地域でつくられる「ポウコ・コムン」。アルコールをしっかり感じる厚みのある果実味と、フレッシュなアロマが特徴です。
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