オランダ発スーツにシワができないバッグ。開発の裏に「巻き寿司」アリ

所有率が130%を超える、世界一の自転車先進国オランダ。通勤・通学時には、ユーザーのおよそ半数が自転車で移動するんだとか。そんなお国柄だからこそ、衣類をスマートに持ち運ぶためのガーメントバッグは、じつに効率的。とにかくシワは厳禁。それでいて、デザインもしっかり主張する。

折り目をつけずに賢く運ぶ
筒型ガーメントバッグ

衣類をコンパクトに、シワをつけずに持ち運ぶ。そのためには、①折り目をつけないこと、そして②圧力をかけないことが重要

いわゆる二つ折りタイプのバッグでは、どんなにデリケートに扱ってもスーツの腕周りやウエスト部にシワがよることがありました。

あのシワをどうしたらなくすことができるか?オランで開発されたヨガマット風なこのバッグは、クルクルと紙を巻き込むように衣類も巻いて丸めてしまおう。そんな発想から誕生したガーメントバッグらしいのです。

丸めて持ち運んでも
シワにならない

広げたROLLORの内部にスーツやドレスを、ふわっとやさしくたたんで入れるだけ。

あとは、クルクルっとスーツごとROLLORを巻いていくだけ。いくらなんでもシワになる…はずが、ならないのがこのバッグ。

ヒントは「巻き寿司」から
隆起した縁に秘密アリ

シワをつくらないポイントは、独自開発した立体的な外側のプロテクトリム(外側縁)。この隆起したリムのおかげで衣類に圧力がかからないわずかな空間が生まれ、大胆にくるくる巻いてもシワができないという画期的な構造なのです。

カラクリを知ればなんて事ないように思えても、ここに着目できるかが発明のキモ。テクノロジーの開発者Teun van der Laan氏は、大学時代このアイデアをオランダの寿司レストランで閃いたそう。

なんでも、目の前で手際よく海苔に巻かれていく「巻き寿司」のプロセスが、美しくロジカルに思えたんだとか。「スーツをロールアップする」という全く新しい概念のガーメントバッグ誕生の裏に巻き寿司アリ。急に親近感が湧いてくる秘話ではないか。

スーツは「丸めて運ぶ」時代へ

付属のストラップをひっかければ出張時、旅行時も手軽に持ち運びができます。サイズも手頃で機内持ち込みもOK(一部サイズオーバーのものも)。しかも驚くことにROLLOR自体の重さは、わずか900グラム。つまりは、ちょっと厚手の冬用スーツよりも軽い!という点もGOOD。

現在、世界25カ国で展開中のROLLOR、これ日本でも10月末より販売開始されるそうですよ。生地やサイズの異なる3種が登場予定。価格は12,800円(税抜き)から、ガーメントバッグとしても相場でしょう。

通り一遍な二つ折りのものよりも、こういう遊びごころあるアイテムを日本のビジネスマンにも持って欲しい。そこで、あえてこう言わせてください。「日本のビジネスマンよ、スーツは丸めて運ぼう!」。詳細はこちらからどうぞ。

Licensed material used with permission by ROLLOR
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。