やりたいシゴトが性別で選べないなんて、ナンセンスってこと

ここ数年で、電車やバスの乗務員に女性がぐんと増えた印象があります。消防士やパイロットや土木従事者など、マイノリティーではあるものの、はたらく女性のキャリアはどんどん広がっています。考えてみれば、「これは男性の(あるいは女性の)シゴト」なんてカテゴライズは、そもそもがステレオタイプな考え方なのかもしれませんね。

肉体的なハードルもこれまでの“当たり前”という見方も超えて活躍する、ワーキングウーマンたちにスポットを当てたフォトプロジェクトを紹介します。

職業ステレオタイプを超えて
活躍する女性がいる

米フィラデルフィアのコマーシャルフォトグラファーChris Crismanは、去年知人の紹介でブッチャー(精肉販売業)へと転職した女性と知り合った。職業ブッチャーと聞いて、Chrisが興味をもった理由、それはこれまで一度も女性でこの職に就く人に出会ったことがなかったから。

興味本位からこの女性Emilyの仕事場へ足を運び、彼女を撮影し終わったあとで、こう自分の考えを改められたそう。「そもそもやりたいシゴトが性別で分けられること自体がナンセンス」だと。以来、職業に対するジェンダー・ステレオタイプを超えて活躍する女性たちに声をかけ、彼女たちのシゴトにフォーカスしたフォトプロジェクト「Women's Work」をいまも継続中。

超大型重機運転手

ディベロッパー(不動産開発)

ロブスター漁師

消防士

地質学者

剥製(はくせい)師

養豚家

工場オペレーター

ビール醸造業者

デザイナー/木工技師

プロセス制御オペレーター

Chrisはこのプロジェクトを通して、2歳と4歳になる自分の娘たちにこうメッセージを送ります。「誰かに強いられたり、自分の夢にリミットをかけたりせず、情熱のままに生きてほしい。この写真の登場人物たちのように、性別関係なく自分のなりたいものになれる」のだと。

Licensed material used with permission by Robert Luessen
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。