今度は「銀座」のデパ地下。ドミニク2号店がこの春オープン

この春、銀座の街を歩く人たちの手にするバルーン(これは透明のもの)を注意深く見てほしい。もしも、膨らんだ中に何やら小さなお菓子を見つけたら、それは「空飛ぶケーキ」という名のドミニクアンセルベーカリーからのサプライズだから。銀座の街ぶらに、このバルーンが“ふわふわ”している景色を目に浮かべると、ちょっとクスッとしてしまうけどね。

風船に入れて、
浮かせて持ちかえるケーキ

※画像はイメージ(商品開発中)

空飛ぶケーキ(1,000円・税抜)は、まさしくゼロ・グラビティ(無重力)を楽しむためのもの。なんせ宙に浮いた状態でケーキを持ち運ぶことができるのだから。手を離せばふわふわと空に舞い上がってしまう“軽さ”にこだわり、ケーキ自体も極限までライトな仕上がりを意識したとか。

もちろん、食べるときはパンっとバルーンを割ってから。でもそれじゃ、あっちこっちにケーキが散ってしまいわないか…という不安もすでに解決済み(ほっ!)。持ち手のひもとケーキはバルーンの中で結ばれていて、割ればケーキだけが空から降ってくる仕掛け。これ、なにかのキャンペーンというわけではない。言うなれば、ドミニク流のテイクアウトといったところ。

ドミニクアンセルベーカリー
2号店はデパ地下に

あまりの突飛なアイデアに、まずはケーキの紹介からになったが、本題はあくまでこっち。

ドミニクアンセルベーカリーが、表参道店に次ぐ2号店を3月29日(水)にオープンする。場所は銀座三越地下2階。こちらはテイクアウト専門だけど、焼きたて、つくりたてにこだわる同ベーカリーらしく、最後の工程は店内のキッチンで仕上げるようだ。じつは、件の空飛ぶケーキもまだ開発段階だそうで、最終的にどんなものになるのかはオープンしてからのお楽しみ。

バルーン自体がラッピングの要素を兼ねたり、こうした意外性やおどろきでユーザーをエンターテインしてくれるのが、ドミニクアンセルベーカリーの真骨頂。こんな感じで、今まさに新規オープンに向けた商品開発もギリギリまで続いている。数十種を予定しているケーキやお菓子より、ほんの一部を先に見せてもらった。

フラワー クッキー(4,500円・税抜)

花びらを一枚ずつ取っていただくこのクッキー、見た目の華やかさだけでシアワセな気持ちになれるし、ギフトやパーティーシーンの手みやげなら鉄板でしょう。繊細で美しい花びらを模したローズ風味のクッキーと、さわやかなライチのガナッシュ。かたちを崩すのがもったいない?大丈夫、食べれば2度目のシアワセが訪れるから。

スクエア ウォーターメロン(720円・税抜)

来日するたび、ドミニクは日本のフルーツに注目しているんだとか。なかでも衝撃を受けたのが「四角い形をしたスイカ」。そのインパクトをそのままケーキにしたのがこちら。中身は、カットするそのときまで秘密にしておきたい。

50%の商品は銀座限定スイーツ
ユニークさとオリジナリティで勝負

多種多様な人たちがいて、バラエティに富んだ飲食店が軒を連ねていることでは、東京とNYはよく似ていると語るドミニク。なかでも「銀座はローカルな客層で、いいものを知っている人が多い街」、こう印象を口にする彼が、初来日(7〜8年前だと本人談)で最初に訪れていたのが銀座だった。

老舗の甘味処からショコラトリーまで、スイーツ店ひしめくこの土地であえて勝負をかける。“つねに進化し続ける”ことに挑みつづけるドミニクが、たんに思い出の地にこだわったとは思えない。どんなサプライズがあるんだろう。

「東京にはたくさんスイーツショップがあるけれど、ボクらも個性的で強いキャラクターをもったお店です。銀座店でも、クリエイティブな強みを生かしたユニークな商品を展開していく予定ですよ」。

表参道店オープン(2015年6月)以来、これまで150種近いアイテムをリリースし、訪れるたびに新しい驚きを与えてくれるドミニクアンセルベーカリー。2号店では、ほぼ50%が銀座限定商品になる予定だという。つまり、表参道店でファンになった人たちも銀座へ行けば、そこにしかない味に出会えるというわけ。

みんなをアッと驚かすバルーン片手にお花見なんて、いいんじゃない?

DOMINIQUE ANSEL BALERY at GINZA

住所:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越B2F
時間:10:30〜20:00
オープン日:2017年3月29日(水)
定休日:銀座三越の定休日に準ずる

Licensed material used with permission by DOMINIQUE ANSEL BAKERY TOKYO
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。