彼らは「凍った髪の毛」のオモシロさを競っている

アラスカに接するカナダ北西部のユーコン。ここに100年以上続く天然温泉(Takhini Hot Spring)がある。ミネラル分が豊富な42℃の源泉がこんこんと湧き、年間を通じて多くの観光客がこの地を訪れるという。

なんて、ここで紹介したいのはカナダの湯けむり事情ではない。極寒の地の温泉というロケーションを逆手に取った、“お遊び”がオモシロいのだ。

今年で7年目を迎える「The International Hair Freezing Contes」は、凍った髪の毛のオモシロさを競う、というバカバカしくもまじめなコンテスト(だそう)。真冬はマイナス30℃にも達するユーコン、湯温がだいたい42℃ということを考えても、その差70℃以上!それが、どういうヘアスタイルを生むかというと…。

温度差70℃以上!
“氷結ヘア”のオモシロさを競え

お湯の中に頭までブクブクと潜って水面に顔を出すと、ほんの一瞬で髪の毛がパッキパキに凍り付いてしまう(その様子は最後に動画で)。この温度差を利用して、いかにクリエイティブな髪型をつくるかが勝敗の分かれ目になるようだ。

ちなみに彼らが昨年の優勝者。

寒暖計はマイナス30℃を指している。ひえ〜、寒くないの?主催者によると、髪の毛は凍るものの温泉はつねに温かいため、ある程度長い時間お湯に浸かっていれば、ハダカで外へ出ても大丈夫なよう。

さて、この大会へのエントリーはSNSにアップされたヘアスタイル画像で、厳正な抽選の結果3月中旬にその年いちばんの“氷結ヘア”が決定する。ちなみに優勝者には賞金750ドル(約85,000円)と、無料入浴券が贈呈されるんだとか。

登別あたりの温泉でも、さすがにこうはならないだろうな。でもこれ、やってみたくない?

Licensed material used with permission by Andrew Umbrich
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。