あま〜いペイストリー、なのに名前が痛々しい

北欧発祥といわれる「シナモンロール」。ちょっぴり甘くてスパイシーな味わいが多くの人を魅了する、日本でもおなじみのペイストリーです。

さて、フィンランド語でコルヴァプースティと呼ぶそうですが、意味するところはなぜか「往復ビンタ」。なんだか物騒なネーミングですよね。いったいナゼ?

愛情たっぷりなのに
とにかく名前が痛そう

なんとも物騒な名前ですが、細かくみていくとコルヴァは「耳」、うしろのプースティは「平手打ち」の意。これを合わせて“往復ビンタ”となるのでしょうが、本当の理由はどうやらそのカタチにあるよう。

シナモンロールをつくったことがある人は想像がつくかもしれません。オーブンで焼かれる前の状態、耳のようなカタチをしていませんか?これをオーブンで焼いたとき、膨れあがる様が往復ビンタを受けた耳のように見える。冗談みたいな本当の話、だそうです。

一般的なシナモンロールは、生地を寝かせて発酵させていきますが、ここではもっと手軽な発酵いらずんレシピをご紹介。

愛情たっぷりの往復ビンタをどうぞ!

材料

ヨーグルト(無糖):100ml
溶き卵:1個
溶かしバター:50g

A 強力粉:150g
A 薄力粉:80g
A ベーキングパウダー:小さじ2
A 砂糖:大さじ3

B シナモンパウダー:小さじ2
B 砂糖:小さじ1

作り方

【1】ボウルにAを入れ泡立て器で混ぜ合わせてから、ヨーグルト、溶き卵を加えて粉っぽさがなくなるまでよくかき混ぜる。そこに溶かしバターを加えて、ひとまとまりになるまで混ぜてから、生地を4等分に分ける。

【2】まな板に打ち粉(強力粉)をして、生地を20cmx30cmくらいまで伸ばす。全体にBを振ったら手前から巻いてロール状に。

【3】これを斜めに切り分け6等分に(台形になるようイメージ)分ける。あとは台形の短い辺を上にして、菜箸などで軽く押しつぶせば、成形は終わり。

【4】クッキングシートをしいた天板に並べて、あとは180℃に予熱したオーブンで15分焼けば完成です。

Text used with permission by FOOD CREATIVE FACTORY
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。