「お花見とシナモンロール」の意外な関係

お花見の「ちょっとお行儀悪い感じ」が、大好きです。

普段はきちっとしてる営業マンたちが、人目も気にせずビニールシートの上であぐらをかいて、缶を手に楽しげに乾杯。あの瞬間のフリーダムって、春だからこそ許されるもの。

©YUKI HOSHI

宴会スタイルの一方で、“食べ歩きスタイル”のお花見の気持ちよさもまた格別なんです。誰に気を使うこともなく、公園や桜並木を気の向くままに散歩。これくらいがちょうどいいなって見つけたんです、団体行動が苦手なわたし的には(笑)

このシーンの相棒は、シナモンロールが大正解!シナモンのふんわりした甘さと、スンッと鼻に抜ける爽やかな刺激って春風とよく合う。それに、カブリつくからこそ贅沢気分が高まるハンドグルメ。

調べてみたところ、桜の葉とシナモンには「クマリン」という共通の芳香成分が含まれていて、ペアリングとして必然的に◎みたい!

桜の名所のそばに、おいしいベーカリーが揃っているのが東京の愛すべきところ。都内の桜も咲き始めたここ数日で、おすすめのお店を3ヵ所見つけてきました。

優雅な春と自分に酔いしれる
『JENSEN』

© YUKI HOSHI

原宿駅をはじめとした複数の駅からアクセスが便利な代々木公園。学生も家族連れも老若男女が花見に興じられる開放された印象のスポット。

ランニングコースにもなってる公園内の通路は、ぐるっと桜を眺めて回る散歩に距離も費やす時間もちょうどいいんですよね。

ここでは、公園と山手通りを挟んで位置する『JENSEN(イエンセン)』のシナモンロールをチョイス。食べた瞬間にふわ〜っと広がっていくシナモンの優しい存在感がお見事。味覚、嗅覚、そして視覚から、花見気分を満喫させてくれる。

©YUKI HOSHI

アイシングもちょこんと控えめで、香りを邪魔しないのもうれしいところ。本場デンマークの味を再現しつつ、シナモンを引き立たせるという、優秀なデニッシュのおかげです。

あぁ、なんてリッチな昼下がりだろう。

『JENSEN』
住所:東京都渋谷区元代々木町4-2
桜の名所:代々木公園

ズルいかわいさを手に入れたい
『TOLOPAN TOKYO』

©YUKI HOSHI

テレビ中継でもよく目にする目黒川の桜。オシャレな飲食店も並び、花見席も用意されたりで毎年ここは賑わいます。

川面に花びらも浮かび上も下も桜に包まれる川沿い。中目黒までのひと駅分くらいをコーヒー片手に散歩で満喫。ということで立ち寄った池尻大橋にある『TOLOPAN TOKYO(トロパン トーキョー)』のシナモンロールは、アーモンドクリームの帽子がかわいい!指先でちょこっとつまめるサイズなのも嬉しいんです。食べやすいし、かぶりついても上品さが残るから。

©YUKI HOSHI

バターたっぷりでザクザクのデニッシュとか、なかからジュワッと出てくるアプリコットとか好きな部分はいろいろあるけれど、何より「女の子が桜の下で食べるため」のシナモンロールとして、優秀すぎるのです。

『TOLOPAN TOKYO』
住所:東京都目黒区東山3-14-3
桜の名所:目黒川

媚びない大人にぴったり
『FUGLEN COFFEE ROASTERS』

©YUKI HOSHI

東京の桜の名所として、長く愛されている隅田公園。すぐそこにスカイツリーが見える墨田公園で、青空カラオケをしても許されるのは、きっと桜の季節だけですよね(笑)。

気を置かないついでに、お行儀悪くなってもばくっと大胆に食べて欲しい『FUGLEN COFFEE ROASTERS(フグレンコーヒーロースターズ)』のシナモンロール。さわやかな春風のなかでカブリつくと、気持ちよくてクセになります。

©YUKI HOSHI

アイシングのかわりに、パラパラと控えめに飾られたザラメ。そして、生地にたっぷり練り込まれたカルダモンが、シナモンのスパイシーさを強調していてキレがいいんです。

ここで一緒に購入した、ノルディックローストと呼ばれる浅煎りのコーヒーも、豆のもつ花のような甘い香りと透明感のある後味で、花見で食べるシナモンロールの味わいを引き立ててくれます。

FUGLEN COFFEE ROASTERS
住所:東京都台東区浅草2-6-15
桜の名所:隅田公園

今週中に、都内の桜はほとんどが満開になる様子です。わいわいガヤガヤも笑顔が溢れて悪くないですが、そんな喧噪を余所にして、週末はシナモンロール片手にゆったりお散歩しながらの花見はいかがでしょう?

Top image: © YUKI HOSHI
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