おじいちゃんが教えてくれた、本当に大切な「恋のルール」
結婚したからって「安泰」と言い切るのは、危険信号です。水をやらないとお花が咲かないように、努力なしで関係性は成長しないもの。
では、どのような姿勢で恋愛にのぞむべきなのか?「Elite Daily」の女性ライター、Joy Pecoraroさんが伝授してくれたのは、自身の祖父の背を見て学んだ恋愛のコツだそうです。
01.
言いたいことは
「ふたりきり」のときに言う
男友だち数人で集まって飲むとなると、つい彼女や奥さんのグチが出る。でも私の祖父は、誰にもグチをこぼすことはなかったのだ。
どちらかといえば、祖母のほうが思うままに意見を主張するタイプ。心の中ではその意見に賛同していなくても、祖父は決してみんながいる場で彼女を否定しなかった。何か言いたいことがあれば、ふたりっきりになれるまで待ち、公の場で口論しているところは一度も見たことがない。
彼女を愛しているからこそ、たとえ問題が生じても周りを巻き込まず、ふたりきりで話せるタイミングをいつも見計らっていたの。
02.
何事もひとりで決めない
これこそが相手に対する愛情表現であり、思いやりであり、尊敬している証拠。
ランチは何を食べる?
1日の予定は?
お財布事情は?
祖父は、必ず祖母に意見を求めたそうです。
どんなに小さな決断でも、「ふたりで決めること」を重要視していた。祖母が「私の意見も聞いて」なんて言う必要がなかったのは、祖父が生まれつきの聞き上手だったからかもしれない。お互いの意見を交換していくクセをつけることで、ふたりの結束力は年を重ねるごとに強くなった。
それを見て、私も相手には気兼ねなく意見交換し合えることを求めるようになった。愛って、自分と同じくらい相手を想うことなんだと思う。祖父は祖母に、つねに愛情を注いでいた。無関心になることなんてなくて、自分の中の優先順位をしっかり持ち、何かを決断するときは一緒に。
だからきっと、結婚も長続きしたんだと思う。
03.
コミュニケーションの取り方を
大事にする
「すべては言い方にある」という言葉を聞いたことはありますか?
私の祖父だったら、きっと「何も言わないほうがいいときもある」を付け足すと思う。
祖父は「女性を愛するために必要なのは、聞く力、そして明るい反応を返してあげること」と教えてくれた。だからといって、会話に一切参加しなかったわけじゃない。祖母に失礼のないように、ちゃんと気を配っていたのも確か。
だから、祖父が怒鳴った姿なんて見たことない。怒鳴っても状況が悪化するだけだって知っていたから。
会話の内容によってトーンが変わることはあっても、声を荒げることはなたった。それでも彼が何かを口にすると、みんなが耳を向けてくれたのは、とても真面目で礼儀正しい人だったから。
どんなに仲良しな夫婦だって、意見が噛み合わないときはある。私の祖父母だってそうよ。でも相手に敬意を持って接する祖父の姿勢が、愛情を長続きさせたのは間違いない。
祖母のことを愛していたからこそ、自己本位にはならず、自分の意見を押し付けたりもしなかった。彼のすべての行動から伝わるポジティブな雰囲気に、誰もが魅了されていたわ。私も、いつかあんな恋がしたい。