しゃがまないとモノが買えないブルガリアのキオスク
ブルガリアの首都ソフィア。その街中に多くみられるキオスク。新聞やタバコ、アルコール、スナックなどを提供するのは日本と一緒だ。でもよく見ると、キャッシャーは地面の高さしかない。
ちなみにお客さんたちが、膝をつくような姿勢で商品を買うことから、klek(ニー:「膝」の意)ショップと呼ばれるらしい。商売の基本は低姿勢かもしれないが、いくらなんでも低すぎでしょ!
共産から民主化への
流れが生んだ「低さ」
ブルガリアは、共産主義からできるだけ早く脱却するために多くの人々が事業をはじめたのだが、家賃が高すぎたため店舗を借りることができなかった。そこで人々が注目したのが、比較的安い地下室。穴蔵のようなスペースを借り、地面と同じ高さの窓を通じて店を開くスタイルが定着したのだという。
以下、ずらりと並ぶ写真からその「低さ」を確認してみよう。
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/90887/79a0965561b77d599bc3cb0f0230e5b7fe1de887.jpg)
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店から外を眺めると
こんな景色が
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/90885/35a467e73944667a443c317d8c67868d7e2f23c4.jpg)
ニーショップは、普段は中に入れない。
外観が撮られた写真が溢れる中、ニーショップ内から外の様子をとらえたショットは貴重なもの。それにしても、この高さに一番適しているのは、じつは子どもたちなんじゃないだろうか。身長が高ければ高いほど、買いにくそうな気がしてならないんだよなぁ。
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