よなよな開園する「ネズミ専用テーマパーク」が誕生

「ネズミ」と「テーマパーク」。こんな2つのワードが並んだら、万国共通、老若男女、問答無用に“アレ”が思い浮かぶはず。そりゃあもう、仕方ない。

でもでも、そんな当たり前に待ったをかける存在がこれ。ネズミが出迎えてくれる夢の国ではなく、ネズミのためのテーマパークだ。もちろん、決してネタなんかじゃない。観覧車やコーヒーカップ、ジェットコースターなど、施設の充実っぷりからは、その本気度が見て取れる。

これは、ネズミたちにとっての「夢の国」

こちらが、スウェーデンのマルメに誕生した遊園地「Tjoffsans Tivoli」。ネーミングは、同国の児童文学に登場するキャラクターに由来しているらしい。

ウソかマコトか、今から約1ヶ月前のオープン初日には、こちらの予想を上回る「来場鼠数」があったそう。人員が足りずに迷惑をかけてしまったと、Instagramで公式に謝罪している。

一番人気のネコ型ジェットコースター。ネズミも人間も、恐怖を楽しみたいという欲求は同じなのかも。

マダム・ラクレットという占い師の館。中央付近で輝くのは水晶玉だろうか。右に見えるトイレも芸が細かい。

客のほとんどは夜行性なので、暗くなってから開園。

手がけたのは、また「あの組織」

プロデュースするのは、匿名の集団「アノニマウス」。思わず、ウマい!と言ってしまうキャッチーなその名前を聞いた記憶があるかもしれない。

実は彼ら、昨年末にもネズミのためのレストランを同都市にオープンさせ話題に。

「この取り組みは、ネズミと人間、双方のためなんだ。

もともと、子どもたちって想像力が豊かだろ?きっと、小さな動物にも人間と同じ世界があるとイメージしていたはずさ。

そんな空想上の世界をリアルに再現することが、俺たちは大好きなんだよね」

ちなみに彼らは、ネズミのための整備を継続していくらしい。この街では、今後も足元に注目だ。

Licensed material used with permission by @anonymouse_mmx
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。