あいさつから学ぶ、各国の文化
各国それぞれ独自の挨拶があります。会釈だけで終わるところもあれば、両ほほにキスしたり、TPOに合わせスタイルもさまざま。お国柄がよく反映される挨拶は、いわば日常の中の文化。
動画メディア「Cut」が、それぞれの国のありのままの挨拶を紹介しています。ちなみに、僭越ながら私も東京代表として出演させていただいてたりして(汗)。
定番のものからカジュアルなものまで
「元気〜?最近どう?」
コロンビアの女性から。一番間違いのない挨拶ですよね。そこから会話も広がるはず。
「インドでは『ナマステ』ですね」
「意味は『あなたに平和あれ』なんだよね」
インドでは、『ナマステ』以外にも、多くの表現があるそうです。
「僕たちのは堅苦しくないんだよね(笑)」
よく聞くオーストラリア訛りの「Good day, mate (グッダイ、マイト)」は、やはり現地でもよく使うようです。
目上の人へには、
それぞれの敬意がある
「自分が年下だって分かるときは、だいたい先に手を出して握手を求めるかな」
ドイツでは、挨拶時に握手をするのが一般的だそうですが、年下、または目下の人から手を差し出す習慣なんだとか。
「タイではお母さん、お父さん、先生など、年上の人たちに対して挨拶する時は、こんな感じに手と手をあわせます」
「コロンビアでは、目上の人に対して、名前の前に『ドン(Don)』をつけるんです」
名前の前に『ドン』をつけて敬意を表す。なんだかギャング映画のそれのようですね。
ヨーロッパでは、頰にキスが定番
「性別関係なしに、両頬にキスね」
女性も男性関係なく、フランスでは両頬に軽いキスが日常茶飯事。
「頬にキスが定番だね」
こちらイタリアでも両頬にキスは日常のコミュニケーション。
「女の子同士でも、頬にキスは…ちょっとヘンかな…」
中国では挨拶代わりのキスはないようです。きっと、距離感が近すぎるのもあるのでしょうか?
じゃあ、ハグは挨拶?
「ハグはとても親密だから、とても近い友人としかしないかな」
頬にキスをするのが挨拶の定番のフランスでは、ハグはあまりしないみたいです。
「ハグしたくない人に対しては、無理やりするって事もしない」
日本人でもハグする人、最近では多くなりましたよね。私もハグを歓迎しますが、友達でも、したくない人に対しては無理強いはしません。やはり、距離感を見計らいますよね。
「ハグは女友達同士ではするけど、男友達には手を振るだけかな」
タイ在住の女性も、相手によってハグをするかしないかを決めているようです。
「最近、挨拶のときのハグが増えたように感じるね。男同士でもするよ」
オーストラリア在住の男性いわく、ハグは最近のトレンド挨拶だそう。特に男性同士がハグして挨拶するのは、最近よく見るとの事。
挨拶はその国の文化
自分の国で当たり前の挨拶が、実は別の国では当たり前ではない。年上、同い年、家族、さらにはそれがビジネスシーンかどうかでも。時と場合によって、特別な挨拶も多種多様な文化がある限り、形式も多様です。
挨拶からその国の文化を学んでみるのも、意外と面白いかもしれませんね。