苦情を受けて駆けつけた警察官。てっきり注意すると思っていたら…
「ウォータースライダーが道を塞いでいるので撤去してほしい」と苦情を受けた2人の警察官Joe JonesとCarrie Lee。
道路でウォータースライダー?という疑問はさておき、フツーに考えればそりゃ邪魔でしょう。すぐに片付けるよう注意をして終わり。となるはずが、彼らがとった行動は、その場にいた人たちが想像もできないようなものだったとか。
事が起きたのはノースカロライナ州アシュビル。住民たちが協力して、なだらかな坂道に全長15mにわたるウォータースライダーを設置しました。ゴミ袋や浮き輪を使って、子どもたちが勢いよく滑っていく様子が動画からも伝わってきます。
が、ここは道路。苦情を受けた警察官たちは、子どもたちの楽しみを中止させるしかないのでしょうか?答えはNO。状況を総合的に判断し「問題なし」とジャッジしたようです。
「心配しないで。楽しんでいるところを止めに来たんじゃないよ」
そうCarrieは子どもたちに説明すると、なんとゴミ袋に両足を突っ込み、彼らと一緒に滑らせてほしい、と。相棒のJoeも浮き輪に乗ってスライダーを楽しむことに。
投稿された動画は、ノースカロライナの人々だけでなく、瞬く間にニューヨークやフロリダなどの他の州にも広がり、温かいコメントが寄せられました。
「また警察官が丸腰の人を撃った」。そんな報道も少なくないことから、アメリカ警察に対してネガティブな印象を抱く人もいるかもしれません。でも、この2人の警察官の思いやりある行動は、多くの人の心に響いたのではないでしょうか。(とはいえ、通報した人にとっては迷惑でしょうけど…)
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