実在した海賊のアジトに潜入!「村上海賊」の足跡をたどる大冒険!
“海賊”と聞いて思い浮かぶのは、どんな人たちでしょう? きっと多くの方は、荒くれ者、侵略者、傍若無人といった悪者のイメージを思い描くのではないでしょうか。しかし、今から約400年前の日本には、“海の安全を守る海賊”が存在しました。
“日本まるごと家族で遊ぼう”というコンセプトで開催されている「ASOBO JAPAN」の第5弾。今回の舞台は、瀬戸内海に浮かぶ能島です。ここは、日本最大の海賊と言われる「村上海賊」の本拠地。約6万組の応募の中から選ばれた5組のファミリーが、実在した海賊のことを学び、体感するツアーを満喫しました!
激しい潮流を越え
村上海賊の本拠地に上陸!
戦国時代の日本を知る貴重な資料として知られる『日本史』を記した宣教師ルイス・フロイスをして、「日本最大の海賊」と言わしめた村上海賊。彼らは瀬戸内海の芸予諸島を拠点に、東は大阪、西は長崎にまで勢力を広げていました。
そんな村上海賊が本拠地としていたのが瀬戸内海に浮かぶ能島城です。この一帯には、最大で10ノット(時速約18km)にもなる激しい潮流が渦巻いており、古来より海運の難所として知られていました。こうした潮流の特徴を熟知していた村上海賊は、往来する船の水先案内人として、海上交通の安全を守っていたといいます。
エンジンを切るとボートごと渦に巻き込まれてしまいそうな激しい潮流に、5組のファミリーは大興奮。「見て見て、大きな渦!」「引き込まれるー!」といった声をあげながら、海賊気分で潮流体験を楽しんでいました。
無事に能島上陸を果たした参加者の皆さんは、村上水軍博物館の学芸員さんから島の地図を受け取って、さっそく冒険を開始。実在した海賊の足跡を巡る旅が幕を開けました!
能島城は、ひとつの島がまるごとお城になっているという珍しい海城です。残念ながら建物は残っていませんが、発掘調査によって、お城は三の丸、二の丸、本丸に分かれていたことがわかっています。
ただし、お城といっても、石垣や堀があったわけではありません。「城」という字が「土」と「成」の組み合わせで出来ていることからもわかるように、能島城は土を削ったり、盛ったりして作られていた原始的なお城だったのです。
学芸員さんの話によると、なんとボートが着いた広場も海賊によって埋め立てられた土地とのこと!山を削ったり、海を埋め立てたりして城をつくるなんて、当時の海賊たちの技術とエネルギーにはただただ驚かされます。
子どもでも簡単に撮影できる
スマホ感覚の一眼レフ!
能島には飲み水を確保できる水源がありません。そこで、村上海賊たちは、向かい側の島まで船を出して水を汲みに行っていたそうです。
今でいえば、車や自転車に乗ってスーパーまで買い物に行くような感覚でしょうか。そう考えると、海賊にも一気に親近感がわいてきますね!
そうそう!今回の冒険でファミリーのお供をしてくれたのは、Canonの最新機種『EOS Kiss X9i』。ファインダーを覗かなくても、液晶モニターにタッチするだけでピントの調整やシャッターを切ることが可能なので、スマホ感覚で高画質な写真を撮影できます。
一眼レフと聞くと使い方が難しそうな気がしますが、これならお子さんでも操作が簡単!2人のお子さんと一緒に参加していた加藤さんファミリーは「子どもたちが夢中で使っていて、カメラの取り合いになってました(笑)」と楽しそうに話してくれました。
今回は子どもたちだけでなく、お父さんお母さんの写真もいっぱい残せそうですね!
海賊になりきって
家族同士の真剣勝負!
お刺身や煮魚など、村上海賊も食べていたであろう海の幸をふんだんに使った『特製・海賊弁当』でお腹を満たした後は、家族対抗のゲーム大会がスタート!
まずは、村上海賊が戦の訓練をしていたという広場で、弓矢を使ったサバイバルゲームが行われました。
村上海賊の主要武器であった弓矢を使って、相手陣地の的を倒すという本格的な海賊ごっこに、子どもも大人も気合十分!前線に出て矢を射るか、壁に隠れながら隙を狙うかなど、各チームで戦略も様々で、白熱した対決が繰り広げられました。
「ごめん!ミスった!」と息子に謝るお父さんがいたかと思えば、「女は度胸よ!」と娘を鼓舞するお母さんもいたりして、周りで見ていた他の家族も大笑い。真剣勝負だけど、どの家族も笑顔が絶えない対決になりました。
続いての対決は、爆弾射的ゲーム。村上海賊が敵船を沈めるために使用していた「焙烙玉」という爆弾を模したボールを使った的当てゲームで、10投分の合計得点を競います。
点数は低いけど近くにある的を狙うか、遠いけど高得点の的を狙うかなど、こちらも戦略が問われる対決。「お父さん、頼むー!」「よし、任せとけ!」なんていう会話が飛び交っていました。
親のナイスプレーに子どもが大喜びする様子は、さながら運動会の親子競技のよう!ハイタッチする手にも力が入ります。
「家族でチームになってゲームに参加することってなかなかないですけど、いざやってみるとすごく盛り上がりますし、団結力が増したと思います!」と話してくれたのは河野さんファミリーのお父さん。確かに、家族が一致団結して勝利を目指すなんて、普段の生活ではなかなか味わえない経験ですよね!
それぞれのゲームを制したファミリーには、優勝商品として愛媛産のコシヒカリとヒノヒカリがブレンドされた米俵がプレゼントされました!
家族みんなで掴んだ勝利は特別なもの!ずっしりと重たい米俵を受け取ったときの晴れやかな顔が、真剣勝負の充実感を物語っていました。おめでとうございます!
地元のテレビ局の取材にも堂々と対応していた子どもたち。なんだか対決前よりも自信に満ちた表情に見えました。
今日1日の体験を
自由研究にしちゃおう!
たっぷりと体を動かした後は、お勉強の時間です。
能島の隣に位置する大島へ戻った5家族は、学芸員さんの案内で村上水軍博物館を見学。たった今、上陸してきた能島で発掘された古い食器や、村上海賊の家に伝わっている貴重な資料を見ながら、写真やメモをとる姿は真剣そのものでした。
村上海賊が着用していた鎧が、家一軒分くらいの価値だったという話には、「へぇぇぇ」と驚嘆の声が。体験だけでは知識は深まらないし、知識だけでは実感が伴いませんが、両方が合わさるとしっかりと身になっていくんですよね!
1日目の締めくくりは、Gakkenプロデュースによる自由研究の制作・発表会。能島での冒険や、博物館での見学を踏まえ、各家族に印象に残ったことをまとめて発表してもらいます。
1日中外で遊びまわって、博物館の見学もして、さぞかし疲れたかなと思いきや、子どもたちはまだまだ元気!文章を書く係、絵を描く係、写真をプリントアウトして切り張りする係など、家族の中でそれぞれ得意な分野を担当しながら個性豊かな自由研究を作っていきました。
模造紙に自由研究をまとめるなんて、お父さんお母さんにとってはすごく久しぶりの作業だったけど、「懐かしいですねー」や「昔はあんなに憂鬱だったのに、子どもと一緒にやってみると楽しいです!」と、昔を懐かしみながら楽しんでいる様子。子どもたちも、自分で体感してきたフレッシュな感想や疑問をどんどんと紙の上に表現していきます。
そうして完成したのは、どこに発表しても恥ずかしくない立派な自由研究ばかり。短い時間ながら、個性豊かでクオリティの高い自由研究が発表されたことに、スタッフの方々も目を丸くしていました。
旅行の楽しみといえば、宿や夕食も忘れてはいけません。今回、参加者の皆さんが宿泊したのは、背後に山が聳え、目の前には海が広がるというロケーションの民宿『名駒』。
村上海賊が戦勝のお祝いに食べていたとされる『法楽焼』をはじめ、鮮度のよい地魚を使った料理は、「食べるのがもったいない」という感想が出るくらいの華やかさ!
今日1日の活躍を労うようにお酌をされているお父さんたちの嬉しそうな姿が印象的でした。
2日目の朝は
小早船レースでスタート!
昨日の疲れも見せず、充実した表情で2日目の朝を迎えた5組のファミリー。この日も、村上海賊を体感するアクティビティーが続きます。
弓矢を使ったサバイバルゲーム、爆弾射的ゲームに次ぐ3つの目の競技は小早船レース。村上海賊が最も頻繁に使っていたとされる小型の手漕ぎ船で、100メートルのレースを行います。
昨日、博物館で小早船の模型を見た子どもたちは、実際の船を目の前に「でっかいー!」「怖そうー!」と興味津々。一方の親は、「見た目以上にハードそう…」と少々弱気な様子でした。
しかし、蓋を開けてみれば、親を中心に「1,2,1,2」と息のあったチームワークで、ぐんぐんと前進していく小早船。なんだかんだいっても、勝負となれば気合いが入ってしまうのが親子競技なのかもしれませんね。
絶景の中を走る
しまなみ海道サイクリング
今回の「ASOBO JAPAN」で、もうひとつの目玉になっていたのが、しまなみ街道のサイクリングです。しまなみ海道は、日本で初めて海峡を横断できるサイクリングロードが作られた場所で、“サイクリストの聖地”とも呼ばれています。
晴れ渡った空の下を、潮風を受けながら走るサイクリングは、それだけでも十分に爽快ですが、圧巻だったのは大島と伯方島を繋ぐ橋に上がってからの景色。両側に点在する瀬戸内海の島々を眺めながら、どこまでも真っ直ぐに続く橋の上を走っていると、まるで空を飛んでいるような気分が味わえます。
アップダウンもそれほどキツくないので、小さなお子さんでも、運動不足のお父さんでも大丈夫!瀬戸内海を代表する観光スポットとして、ここを走るためだけに訪れる人がいることにも頷けますね。
夢のようなサイクリングのゴール地点は、塩の産地として有名な伯方島。「自転車で海を渡った」という達成感に浸りながら、名物の塩ソフトを頬張ると、暑さも疲れも一気に吹っ飛んでいきました。
子どもも大人も楽しい家族旅!
遊びに勉強に、スポーツにと、盛りだくさんの内容だった今回の「ASOBO JAPAN」。娘さんと参加してくれた渡辺さんファミリーは、「久しぶりに楽しい旅行でした。いつもは旅行に行っても、子どもが中心なので疲れて帰ってくるんですけど、今回は親も一緒に楽しめてよかったです!」と話してくれました。
大人も子どもも満足できる旅って、簡単そうで難しいんですよね。お母さんが楽しんでいる姿は、きっと娘さんにとっても嬉しかったことでしょう!
今回のツアーで各家族に貸し出された日産SERENAについて、「普段はセダンタイプの車に乗っているんですけど、日産SERENAは車内が広々していたので、みんながくつろいで乗れたのがよかったです。次に車を買うときは、検討したいと思います!」と話してくれたのは加藤さんファミリーのお父さん。移動中にくつろげるというのは、お子さん連れには本当に嬉しいポイントですよね!
子どもを抱っこしていたり、荷物で両手が塞がっていても、足先だけで開け閉めができるハンズフリーオートスライドドアや、狭い場所でもコンパクトに開くことができるデュアルバックドアなど、日産SERENAには、家族にぴったりな機能が満載。家族旅行にワンランク上の快適さを提供してくれます。
次回の「ASOBO JAPAN」は…
新米も、歴史も、アートも全部楽しむ秋の絶景ツアー「AUTUMN CANVAS」。応募の締切は9月15日(金)の17時となっているので、気になる方はお早めに!
「ASOBO JAPAN」プロジェクト参加一覧
日産SERENA、Canon EOS Kiss、GAKKEN、学研キッズネット、Nestle、THE NORTH FACE、CCCマーケティング株式会社、クックパッド
「ASOBO JAPAN」には、これらの企業やブランドが参加しています。それぞれの特徴を活かした“遊び”をぜひ楽しんでくださいね。
「ASOBO JAPAN」プロジェクト協力一覧