「秘密」を背負った100人の後ろ姿。

誰にも言えない秘密はありますか?顔を覆ってしまいたくなるほど恥ずかしくて、忘れてしまいたいほど苦しくて、どれだけ時間が経っても涙がでるほど悲しいもの。

人それぞれ違うはずです。フィリピンのイラストレーターが100人から集めた秘密がそれを物語っています。「確かにそれは他人に言えないよね」と思うような衝撃的なものも含め、一部を紹介します。

恥ずかしいから
顔は見せないけれど…

「ある男性が劇中で私に思いを寄せるという芝居をやっている。けれど、現実の世界で密かに思いを寄せているのは私の方」

「彼は運命の人。でも気づいた時には遅すぎた。雪を見ると今でも彼の事を思い出してしまう」

「お腹にいた赤ちゃんに、まだ私は母親として愛される準備はできていないと伝えたの。そうしたら次の日に流産してしまったわ」

「どうしているのかなってまだ彼のことをTwitterで追ってしまう。彼は元気にしているみたい。私はそんなことないけれど…」

「私が18歳の時に妊娠したことは、彼氏と私しか知らない。いまだに知っているのは2人だけなの」

「一ヶ月前に自殺をしようと思って書いた遺書を燃やしたわ。今日は良い日ね」

「私のことを決して受け入れてくれない文化のもとに生まれたわ。父親はアラブ人で母親はヨーロッパ出身。私は常に2つのアイデンティティーの間で戦っているの。不安と絶望に飲み込まれてしまった」

「HIVに感染したことを周囲に言えないまま2年半が過ぎた。でも自分ができないことに目を向ける代わりに、HIVにつきまとう汚名を変えようとボランティア活動をするようになったんだ」

イラストを描いたTerenceさんに秘密を集めた理由を聞くと、「ストーリーがある肖像画を書きたかったから」と話してくれました。100人全員の秘密は、イラストをクリックすると覗くことができます。

もしあなたが101人目になるとしたら…。どんな秘密を共有しますか?

Licensed material used with permission by Terence Eduarte
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。