日本は地球の「鍵」になる。ノルウェーから届いたメッセージ。
疑問と困惑を食べてほしい。
これが、ノルウェー人アーティストRune Guneriussenさんの芸術が持つ“共通言語”。自然のなかにある人工物は、「美しい」のか、「悲しい」のか?
彼が生み出した、自然のなかに在る人間の欲求を初めて見たとき、もっとたくさん伝えることがあると思っていた。たとえば、どこからインスピレーションを得て、なぜこれらのアイテムを選んだのか。何をもって“人間を表すモノ”としたのか。聞きたいこともたくさんあった。
けれど、雑談のように日本について話していたとき、彼のなかにある「日本」を覗いて、いま伝えるべきことはひとつだと思ったのだ。
テクノロジーは人間と地球をおいて、足早に成長していってしまう。ノルウェーも発展した国だけれど、日本という小さな国は、技術進化の最前線を常に走っている。とても興味深くて、リスペクトしているよ。だけど少し怖いんだ。
残された資源を、これからも守りつづけられるかどうか。この世界の、重要な鍵を握っているとも思っている。