岩絵具で社会問題を記録するアーティスト、ネルソン・ホーの展覧会

古代人がメッセージを伝えたり、当時の事件を記録するために使用していたといわれる岩絵具(いわえのぐ)。この日本画における伝統的な手法を用いて、うつ病やLGBTQへの差別など、現代の社会問題を記録するアーティストがネルソン・ホーだ。

連載『となりのZ世代』でも紹介したネルソン氏の展覧会「赤い空に飛んでいた赤い鳥」が、東京・京橋の「KYOBASHI ART ROOM」にて開催される。

会期は2月28日(水)~3月10日(日)。

©戸田建設株式会社

KYOBASHI ART ROOMを運営するのは、戸田建設株式会社京橋プロジェクト推進部。

新たな芸術文化の拠点となることを目指し、同社屋の建替えを含む大規模開発中の「TODA BUILDING」の開業に先駆け、新進アーティストの支援を目的にはじまったプロジェクトが、「KYOBASHI ART WALL ―ここから未来をはじめよう」だ。

その第4回優秀作家に選出されたネルソン・ホーの展覧会であり、TODA BUILDING開業前最後の展覧会が「赤い空に飛んでいた赤い鳥」となる。

会場には、同ビル建設中の仮囲に掲出している『編むこと、思い出すこと』の実作品に加え、不吉なことを想起させる“赤い鳥”が舞う空が広がるインスタレーションが展示される。平面作品はいずれも赤い岩絵具で制作されたもの。

2月29日(木)にはネルソン氏と日本の現代アートシーンを牽引する編集者でありアートプロデューサー、後藤繁雄氏による対談イベントも。オンライン配信のみで参加無料だ。

どちらもぜひ気軽にチェックしてみて。

赤い空に飛んでいた赤い鳥

【日時】2024年2月28日~3月10日 12:00~18:00
※月曜休場/2月29日はイベント開催に伴い16:30閉場
【会場】KYOBASHI ART ROOM(東京都中央区京橋1-8-4京橋第二ビル4F)

提供:戸田建設株式会社
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