針と糸で生命の息吹を。やっぱり、刺繍は「手縫い」に限る。

スカートやカーディガンに刺繍がワンポイント入っているだけでも、ちょっと幸せな気分になれる。ミシンや機械でできることだけど、少しイビツであっても私は手縫いのものが好き。だって、縫い付けられるのは、カラフルな糸だけじゃないから。

時間をかけて「思い」を込めて、ひと針ひと針ぬっていく。これからどんどん寒くなるから、見ていると心も身体もポカポカと温めてくれそうな刺繍をどうぞ。

糸に、「情熱」を注ぐ

ロシアで活躍する刺繍作家のKrista Decorは、動物や植物をモチーフにした数々の作品を生み出している。モチーフとなるものと天然石やビーズなど一つひとつの素材を感じながら、生地に「糸を通す」ことをこだわりにしていると彼女は言う。

機械的ではない、少し歪んだライン。まるで糸にKristaの感情が流れ込んで、命を吹き込まれたよう。私にはそう見えて、妙に愛しく感じてしまうんだ。

人間をとりまいている自然の世界のものに惹かれるKristaは、日本鶴や桜も大好きで上のような和情緒感じる作品も手がけている。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。