都内から90分!富士山のふもとで「ランタン祭り」

最近、Instagramのフィード上で、スカイランタンをたびたび目にするようになった。「どこだろう?」と思ってチェックすると、場所はタイ、台湾、中国など、おなじみのところなことが多い。日本でのスカイランタンを見かけることって、まだまだ少ない気がしている。

そして、アメリカのランタンフェストが2016年に日本に初上陸したとき、100組の応募枠に対する応募数はなんと28万組…! この結果を見ても、みなさんの“スカイランタン欲”はまだまだ満たされてはいないように思える。

そんな憧れのスカイランタン祭りが、12月23日(土)に開催されることが決定した。しかも富士山のふもとで。

一体、どんなイベントになるのだろうか。

舞台は
山梨県富士吉田市

富士吉田市へは、都内からバスで90分ほどとアクセスも良好。市内からはもちろん富士山を眺めることができ、とくに12月は、積雪で白く染まった富士山を楽しめるらしい。ちなみに、上の新倉山浅間公園からの景色は、外国人を中心に、インスタグラマーがこぞって写真を投稿するスポットだったりもする。

 

冒頭にすこし話を戻すと、日本でもスカイランタンを飛ばすイベントはいくつかある。新潟の「つなん雪まつり」や岡山の「雪あかり」など、どれも地域の特性が活かされたものだ。

「そんな『ランタン祭り』をもし、富士山のふもとで行うことができたら、どんな景色が待ち構えているだろう」

そんな発想から、プロジェクトは走りだしたのだ。

200個のスカイランタンで
「ハタオリ」に感謝を

今回のスカイランタンは、ただ飛ばすだけではない。スカイランタンが本来もつ「感謝」の意味とかけて、開催地の富士吉田市に1000年以上根づく機織(ハタオリ)文化に感謝を伝えるという。

富士吉田市では、古くからハタオリが栄えてきた。とくにネクタイの生産量は日本一。ここで生まれる織物は、国内外のたくさんの有名ブランドから注目されているのだそうだ。

だから、当日の200個のスカイランタンたちは工夫をほどこされ、それぞれ、ハタオリの生地をなびかせながら、空を舞う。“ここならでは”の風景と文化が、カタチとしてかけ合わさる瞬間だ。

伝統工芸、景色、食、人・・・
地域内外をトリコにする文化がある。

ランタン祭りで楽しめるのはスカイランタンだけではない。会場の道の駅で待っているのは、富士吉田の食文化。名物「吉田うどん」や、ホットカクテルなどのドリンクなど、芯からからだがあったまるものがズラリ。地域の人々との交流を楽しめる焚き火エリアも見逃せない。

富士吉田市出身ではないこのイベントの主催者が、この地域に関わるようになって1年弱。すっかりまちのトリコになった主催者は、都会の人に地域を案内したりもしたんだそう。そんな時に言われたのが「もっと早くこの文化を知りたかった」といううれしい言葉。

それは、先ほどご紹介した、伝統工芸のハタオリ、富士山の景色、食文化、そして地域で生活する人だったり。どれもふれてみないとわからないものばかり。

地域を知りたい、という都会の人の想いと、

私たちを知って欲しい、という地元の人たちの想い。

「2つの想いが交差しあう夜」。それが、今回のランタン祭りなのだ。

 

日時 12月23日(土)

時間 15:00~19:00 ※ランタンは17:00を予定

場所 道の駅 富士吉田

費用 無料

※スカイランタンは有料購入。購入方法など、詳細はリンクより

後援 富士吉田市

Licensed material used with permission by Makuake
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。