今日もいい日やった。「大阪の夜の景色」から、そんな世界を作るフォトグラファー

昼に外を歩いても出会えない景色が「夜の街」にはたくさん溢れています。仕事帰りに飲みにきたサラリーマンや、学校帰りの学生——。繁華街は、とても賑わっています。

そんな日常風景を未来に残していくことが、フォトグラファーとして生きるボクの使命だと思っているんです。歴史の教科書には、当時の様子を描いた絵や写真が載っていますよね。あと100年も経てば、きっと2017年の日本も教科書で紹介されるはずです。そのときにボクが撮った写真が何らかのカタチで貢献できたらいいなと思い、日々街の風景を撮っています。

今日は、Instagramでも公開している、ボクが大好きな「大阪の夜」を紹介します。

昼間は普通のお店に電灯が灯っただけなのに、周りの雰囲気が一変。

大阪にはいろんな国の人がいるので、飲み屋街を訪れると海外に行ったような気持ちになれます。

仕事を終えたサラリーマンの後ろ姿って、なんだか日本らしさを感じるから好きなんです。 

大阪と言えば、通天閣。15分に1回通天閣の色が七色に変化するイルミネーションが見られますよ。

「もう一杯だけ飲んでこや」

「あとちょっとで交代や」

見かけた人の、ふとした仕草に台詞を付けてみたり。

大阪の人はあたたかい、なんてよく聞くけど、夜の街を歩けばその意味がよくわかると思います。

夜の仕事の前に、腹ごしらえ。

帰宅するサラリーマンの姿が見えなくなった頃、工事現場のおじさんたちがやってきました。みんなの知らない間に仕事をするその姿が、とてもカッコよくて…。

傘が必要だったり、外へ出るのが億劫に感じるときこそ、普段とはちがう景色が広がります。

サラリーマンとタクシーとラーメン屋の看板を見ると、どんな夜を過ごしたか想像できてしまいませんか?

みんなの帰りを見届ける駅員さんって、どんな気持ちなんでしょう。

新世界や道頓堀から少し離れた場所にも、大阪っぽい “ごちゃごちゃしたお店” はたくさんあります。 

「今日もいい日やった」。

そんな明るい笑い声で満たされる世界を、大阪の街からつくっていきたいと思っているんです。

Licensed material used with permission by yuji hirai, (Instagram)
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。