自家製「生パスタ」なんて、夢のまた夢だと思ってた。

スーパーから購入した一番安いパスタをさっと茹で上げ、仕上げにレトルトパスタソースを絡める。お腹が空いたときには手っ取り早くていいかもしれないけど、「手料理を振るまう」なんて機会には、手抜き感ありすぎで、これはさすがに使えない。

ならば、いっそ真逆に振り切ってソースどころかパスタを一から作っちゃおうというのが「Food52」ライターSarah Coatesの提案。彼女のレシピをチェックしておけば、パーティーシーンでちょっとした優越感を持てるはず。

生パスタはちっとも難しくない!

フレッシュなパスタを作るのって、一種の秘法。でもこれ、紐解くと意外とカンタン。なのに「手作りなの」と言うだけで、周りはあなたを魔術師かのように崇拝してくれる。それがどれだけカンタンだったかは、自分の中に秘めておくとしよう。

材料:6人分
卵(大):3個
小麦粉:300g
塩:小さじ1

  1.  テーブルまたは作業台の表面をきれいにし、小麦粉を円状に広げ、真ん中に空洞を作る。

  2. 卵を空洞の中に割り、塩を振りかける。この段階で振りかけると、塩は満遍なく行き渡ってくれる。

  3. フォークを使いながら、卵を溶いていく。ほぼ溶いたところで、ゆっくりと小麦粉に絡めていく。ただし、この際に小麦粉の“ダム”は崩さないこと。たとえ崩れたとしても、そこまで気を張らなくても大丈夫。

  4. 厚いペースト状になるまで卵と小麦粉を混ぜ合わせる。ここまで出来たら、今度は袖をまくり上げ、手でこねる。

  5. まだ生地に練りこまれていない小麦粉を卵のほうにかき寄せてこねる。5分ほど激しく練り、残りの10分はリラックスした状態で練る。小麦粉がすべて混ぜ合わさり、生地がゴム状のように滑らかになるまでこねるたら完成。

  6. 生地が完成したらラップで巻き、30分間、あるいは一晩かけて冷蔵庫の中で寝かせる。

  7. 生地を取り出し、4等分にし、それぞれを長円形に伸ばす。生地に小麦粉をふりかけ、パスタマシンを一番太い麺に設定し、マシンに通す。マシンから出てきたものを半分に折りたたみ、再度マシンに通す。太麺の設定のまま、何度かこれを繰り返す。このように積層することで、ちょうどいい歯ごたえと食感が生まれる。

  8. 生地が積層されたところで、お好みの太さにマシンを調整する。生地がくっついてしまうようであれば、小麦粉を振りかける。

  9. お好みの太さに調整ができたら「ラビオリ」や「カネロニ」、あるいは「ラザニア」にしよう。上記の写真に映る「パッパルデッレ」を作る場合は、カットする前に何時間かシートの上で寝かせておくこと。
Written bySarah Coates
Licensed material used with permission byFood52
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。