ツライのどの痛みを和らげる、ポカポカドリンク。
48年ぶりに都心もマイナス4度まで冷え込んだこの1月。体調管理もむずかしくて、「風邪っぽいな」がずーっと。もしも、のどにイガイガを感じていたら、ぜひ試してもらいたいあったかドリンクを「Food52」ライターCatherine Lambが紹介します。
この時期、家を出て誰かと普通に交流をしていれば、そろそろ体調を崩し始めるものです。あるいはすでに風邪をひいていたり、遅かれ早かれ風邪をひく可能性だって。
鼻がむずむずし始め、徐々に喉に痛みが走り、とうとう寒気まで…。いくらインフルエンザの注射をしたからといっても、風邪をひかずに冬を乗り越えるのって結構大変です。この季節だからこそ、カラダを整える術は抑えておきたいところ。
ティッシュやのどアメに頼るだけでは不十分。風邪かな?と思ったらササッとこの強壮剤を用意しましょう。ショウガとハチミツ、それからカイエンペッパーをちょっぴり混ぜ込んだ、免疫システムをあっという間に強化してくれるパワフルな気つけ薬。
肝心の味はというと、お酒抜きの「ホット・トディ」のよう(ホットウィスキーにはちみつ、スパイス、ハーブを加えたスコットランドの混合酒)。もちろん、お酒を加えたければご自由に。
マグに注がれたアツアツのドリンクが、痛みをすべて和らげてくれる…とまでは約束できませんが、美味しさは100%保証します!
なにが最高って、細かいレシピを必要としないところ。とくに風邪をひいていて頭がボーッとしているときは、カンタンに作れて助かりますよね。それでは、冬将軍を生き抜く方法を伝授しましょう。
まずは材料。
痛みを和らげるといわれるものがズラリ。(生ニンニク、ごめんなさい)。レモンを手に取り、それに小さい生姜の欠片とターメリックの根にハチミツ(質のいいものであれば、なおよし)、リンゴ酢に赤唐辛子をすべてお気に入りのマグに投入。そうしたら、あとはソファに横たわり、毛布をかけて、昼間のテレビを流すだけ。
カラダをポカポカさせたいときは、大きな片手鍋にお水4カップ分を入れるところからスタートしましょう。
そうして新鮮なショウガを2.5センチほどにスライスし、包丁の腹で潰していきます(剥く前につぶす)。ターメリックも同じようにし、小さいものであればひとつ丸ごと使い、大きいのであれば半分に切って使いましょう。これらを片手鍋に投入し、レモンを上から絞ります(種は気にしないこと。あとで取り除けばいい)。そうして絞りきったレモンをそのままお鍋の中にぽん。
それからリンゴ酢(大さじ1)と蜂蜜(大さじ1)を入れます。甘党なら、量を増やすのもOK。私はリンゴ酢の味がするまでドボドボ入れちゃいます。
最後に、鼻詰まりを解消したいときは、カイエンペッパーをふりかけましょう。結構辛くなるので、ご用心。ただし鼻腔は通ることは保証します。
具材が揃ったら、お鍋がグツグツし始めるまで中火にかけて、ハチミツが混ざるように数回かき混ぜます(沸騰はさせないこと)。火を弱めて5分ほど静かに煮ていきます。
飲みきれなかった分は魔法瓶や心温まるマグ、もしくは耐熱性の容器に移して、保存しておきましょう。冷蔵保存であれば、一週間ほど持ちます。体調がイマイチなときはコンロにかけるか、レンジでチンしてどうぞ。