RUNにハマりたいなら、「PDCA」ではなく「OODA」を回せ。

ビジネスの世界で結果を出すために高速で回されるのが「PDCA」。

計画し、実行し、検証し、改善する。このビジネスメソッドは、RUNの世界でも応用されています。

しかし、「PDCA」を回せるのは、すでに走るのが習慣となっているランナーに限られてしまうのかもしれません。なぜなら、自分で計画し、その通りに実行するのが大前提となっているから。「それがなかなかできないから悩ましい」という人も多いと思います。

日々の暮らしは「想定外」なことが多いから…
そんなときこそ「OODA」

日常生活では、想定外のことが起こりがち。例えば、体調不良や急な飲み会の誘い、気分が乗らない、などなど…。これらを跳ね除けられるなら、それはすでにRUNにハマっている状態なのでしょう。ほとんどの人が、そこまで自分にストイックになれません。

そこで、RUNが肉体や精神にもたらす効果が想像はできつつも、どうしても最初の一歩が踏み出せないビギナーランナーのあなたにオススメしたいのが、「OODA(ウーダ)ループ」。ビジネスの世界でもPDCAに取って代わる、またはPDCAの前に回すべきメソッドとして注目されています。つまり、RUNをこれから始めようという状態で応用するのに適していると考えられるのです。

カンタンに理解できて、実用性も高いので、これならRUNが無理なく始められるかも。

1st Stage: 観察(Observe)
自分と「RUN」に
向き合ってみる

「OODAループ」は、状況に応じた意思決定を行うための4段階ステップだと言われていて、最初のステージは「観察(Observe)」を意味しています。

これをRUNに当てはめるなら、1週間でどれくらいの時間をランニングに使えるのか、などと考えること。自分自身を客観的に観察するというのが、キーポイントです。

また、もう一歩踏み込んで、走ったときを想定するのも大事。「楽しいと思えるコースはあるのかな」や「距離的な限界はどのくらいかな」といった具合に。

さらに、「1人のランニングを楽しいと考えられるのか」や「そもそもRUNが好きなのか」ということも、自分に問いかけてみると役に立ちますよ。

2nd Stage: 理解(Orient)
自分の「RUN」について
理解を深める

1週間ではだいたい3時間くらいRUNに時間を割けそうだな…という自分の情報が、少し分かってきたのではないしょうか。

次は、それを「理解(Orient)」して、進むべき方向性について考えるフェーズです。

あなたはなぜ走りたいと考えているのでしょうか。楽しみたいから?痩せたいから?それとも、体力をつけたいから?または、大会で良い記録を出したいから?

過去の経験などを参考にしてみると、ヒントを見つけられるかもしれません。加えて、モチベーションとなるものや、走ったあとに嬉しいと思える理想についても、理解してみてください。

3rd Stage: 決定(Decide)
自分だけの「RUN」を決める

例えば、あなたがRUNを楽しみたいなら、必要になる要素はなんでしょうか。第3ステップでは、それを「決定(Decide)」します。

毎日10分、もしくは毎日1kmと、時間で区切るのか距離で目標設定をするのかは自由ですが、具体的に実行レベルに落とし込むのが、このステージでは大切になります。

仕事が忙しいなら、逆に「走らない曜日を決める」のもOK。また、走るはずだった日に想定外のことが起きてしまった場合を考えて、代わりに何をするのかを決めておけば、ストレスフリーで飲み会にも行けます。

カタチから入るためにランニングシューズやウェアを買うことだって、立派な「決定」です。自分が走る予定になりそうなコースがアスファルトだったら、なるべく軽くて反発性が高い、足首をしっかりとホールドしてくれるシューズがオススメです。

4th Stage: 実行(Act)
自分の「RUN」を楽しむ

もう、準備万端。あとは、一連の流れで決めた行動を「実行(Act)」するだけです。

走る。とにかく走ってみましょう。

最近はRUNを最大限楽しむためのツールとしてさまざまなランニングアプリが充実しているので、それらを利用してみるのも手。走ったコースや距離を日記感覚でアーカイブすれば、自然と習慣化できるかもしれません。SNSと連携すれば写真付きで記録をアップロードできるので、友人たちにRUNしていることを宣言することでモチベーションを保つことだってできます。

気分が乗ったら、ランニングイベントに飛び入り参加なんてのもアリです。もちろん、独りで走る必要はありません。欧米を中心に、RUNを楽しむ仲間を「Run Crew」と呼び、同じ目標に向かって突き進むというアクティビティがトレンドになりつつあります。その波は日本にも来ていて、少し調べるだけでもたくさんのイベントがヒットします。

何よりも仲間と走ることで、辛いと思っていたRUNが楽しくなり、時間もあっという間に過ぎてしまいます。つまり、ハードルがグッと下がるんです。一緒に成長して物足りなくなったら、またファーストステップに戻ればいいだけ。

仕事も家庭も自分も犠牲することなく、フレキシブルにRUNが楽しめるようになる「OODAループ」を利用して、最初の一歩を踏み出してみませんか。

アンダーアーマーは様々なRUNのスタイルや楽しみ方、実用的で普段使いもできるギアなど、あなたの快適なランニングを全面的にサポートしてくれます。走った人にしかわからない「RUNの向こう側」に待っているものを、あなたも体感してみませんか?

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