「経年変化」を楽しむ木製ハンドメイド箒
とにかく吸引力など機能重視だから「ダイソン」、掃除とかめんどくさいし部屋に物も少ないから「ルンバ」、ササッと気になるところだけで充分だから「クイックルワイパー」…。
こんな具合に、技術革新により最近のお掃除は効率化時代。ツールの選択肢も増え続けていてありがたい。
けれど、昔から変わらない普遍的な形のよさや、使い込むことで愛着のわく素朴なモノのよさもある。『魔女の宅急便』でキキがお母さんから受け取った、あのホウキのように。
1つひとつ、職人がハンドメイド
IDEA PORTの新ブランド〈Reszta〉のホウキ。パイン・バーチ・ビーチの3種類の木材を使用していて、ポーランドの工場で一から手作業で製造。日照時間の限られた地域でじっくり育った木を使っているため、密度の高い年輪ができており、堅く丈夫なのだそう。
デザインもいたってシンプル。木製ツールやミニマルな暮らしが好きな人なら、お掃除用にこんなツールを揃えるのもいいかも。
木のぬくもりが感じられるよう、オイル・ワックスのコーティング加工を施しておらず、使い続けるにつれて日光により木材の色味が変化。また湿気による木材の傷みやひび割れが生じることもあるが、それもまた味わいだ。ただし、より長く状態を維持するためには、野外や高温多湿の場所ではなく屋内で保管を。
丁寧に永く暮らす。
テクノロジーに頼りすぎない生活のよさが改めて感じられそう。
ピカピカの新品ではなく、ともに歳を重ねたこの1本に想いを込めて、母が子に引き継ぐ。きっと、あの有名な魔女見習いが新天地で頑張れたのも、心の拠り所になれるこんなアイテムがあったからなのかもしれない。
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