今でも銃撃戦が起き、売春やドラッグの横行する街。

とっさに後ろのポケットに手を当てた。財布を盗まれないようにするために。

これは2年前の春、ブラジルを旅しているときの経験。ファベーラと呼ばれるスラム街に足を踏み入れたときのことだ。

先日のニュースによれば、この貧困街で麻薬組織と警察の銃撃戦が発生したらしい。

リオデジャネイロには、いくつものファベーラがある。そこでは、売春やドラッグ、強盗、ひどい場所では殺人までもが横行しているそう。

僕が訪れたときは昼間だったが、不穏な空気が漂っていた。そして、とにかくジロジロと見られる。バッグだけでなく、ポケットに目が移ったときには、やられると思った。

だからこそ、足取り早く、すぐに引き返すことにした。

どこからともなく流れてくる音楽に合わせて、楽しそうに踊っている人も見かけたのだが…。

ブラジルは「BRICS」の1つとして、著しい経済発展を遂げている。それと同時に、土地の値段が上がり、所得の少ない人々はリビングコストの低いスラム街へと移らざるを得ないらしい。

つまり、貧富の差が広がっているということ。

これは多くの国々の社会問題として扱われているが、どのような対策が必要になるのだろうか。

1つのヒントは、フランス人アーティストJRのようなインスタレーションだと思う。

彼は、ファベーラ全体に写真を貼ることでムーブメントを起こし、たくさんの人の注目をひいた。中には、偏見が覆った人もいるかもしれない。

また、治安の改善された地域では、観光ツアーも実施されているようだ。

事実をありのままに伝えるだけでなく、視点を変えさせる行為には、思った以上に大きな力があるのではないだろうか。


新しい情報に出会うというのは、記憶を掘り起こしたり、全く考えもしなかったことを考えさせる力があるんだと思います。

そんなニュースをピックアップしていけたらいいなっていう不定期連載です。

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