あなたの「良心」にともるヒカリ

明かりは無料で使い放題──。そんな概念を壊してくれるプロダクトを紹介します。この「Dina Lamp」という名のランプ、お金を入れないと点灯しない仕様。

むか〜し旅先にこんなテレビがあった気がしますが、光やエネルギーの価値について改めて考えさせてくれる、ちょっと不便なところがいいランプです。

明かりの「価値」を再認識

普段、私たちは意識せずに明かりを点けているはずです。スイッチを押せば得られる明かるさ。それが当たり前の生活。けれど、もちろん何もなしに灯ってくれるものではありません。そこに電力が使われ、エネルギー消費があり、資源が利用されている。当たり前のハナシです。

明かりを点けるときに「お金を入れる」という行動をセットにすることで、そうした問題に意識を向けよう、それがDina Lampの狙い。

では誰のために?使いにくくて仕方ないですよね。

コンセプト勝負の不便なランプ

上部にあるスリットにお金を入れると、明かりが点きます。消したいときは簡単で、横のピンを少し引くだけ。消すのは簡単というのも、考えさせられるポイントです。

使うたびにお金を入れなければならないので、実用品としてははっきり言って、不便。でも、そこには大切にしなければならないものがある、と改めて教えてくれるんじゃないでしょうか。

で、その“不便さ”が逆に愛おしい

ちなみに、入れたコインは別に消えてなくなるわけではないので、変わったスタイルの貯金箱と言えないこともないかも。電気代の支払い用に取っておく、という手もアリですし。子供と一緒に使えば、お金の価値について学べたりして。

使い続けると、この不便さも愛おしくなってくるんじゃないでしょうか。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。