5月6日は「みずがめ座η流星群」を眺めよう💫

日本人って、世界のなかでも「星」が好きなほうだと思うんです。『プラネタリウムの国勢調査』によると、国内にあるプラネタリウムの数は世界トップレベル。

大型プラネタリウムの施設数において、日本は世界2位の350機(1位はアメリカで800機)で、年間の利用者は、なんと500万人以上。サッカーJリーグの試合観覧者総数だって、300万人だというのに(笑)。

それだけ多くの人が、ゆっくり【星を眺めるためだけ】に時間を費やしたいという思いがあるのでしょう。その裏には、働きすぎ・忙しすぎの日々があることも安易に想像できてしまうけれど……。

5月6日(日)は、
みずがめ座η流星群の日💫

流星電波観測プロジェクト』によると、あまり条件は整っていないけれど、5月6日17時に、みずがめ座η流星群が極大を迎えます。

この季節の17時はまだ空が明るく観測するのが難しいので、オススメは6日の0:00〜夜明け。出現数もそれほど多い予想ではないけれど、夜明け頃の空は夏の星座でいっぱい。空が暗ければ天の川も見られる時期なので、GWの夜、お酒を片手にのんびり見上げてみるのもいいですよね。

オーストラリア・ニュージーランドでは観測条件が良いみたいなので、もしちょうど!今!オセアニアにいるよって人は是非、このチャンスを逃さず堪能してくださいね。

“星好き”には、
なかなか寂しい2018年

“星欲求”の強い日本にとって悲しい現実ではありますが、実は2018年、流星群の観測条件が全般的に恵まれてるとは言い難いです。

流星電波観測プロジェクト』から、ざっと上半期の情報を見てみましょう。

1月 しぶんぎ流星群

満月過ぎの月明りがあるため、観測条件としてはよくありません。

2月 目立った流星群の活動はなし
3月 目立った流星群の活動はなし

4月 こと座流星群

観測条件としてはここ数年では好条件に恵まれます。

5月 みずがめ座η流星群

月明りも満月過ぎであり、観測条件としてはあまり恵まれた年ではありません。

6月 うしかい座流星群

2018年は現時点で突発出現の予想は発表されていません。また、月末が満月ということもあり、観測条件はよくありません。

…………。

7月・8月の流星群シーズンは、天気に恵まれれば楽しむことはできそうですが、年表を見てみても【好条件】の文字がなかなかあらわれません。

でも逆に言えば、“星欲求”が満たされない今年こそ、満天の空を追い求めて海外に出るチャンスかも。

8月のペルセウス座流星群は
東欧で優雅に

流星群に当てに行くなら、やっぱり夏の風物詩、ペルセウス流星群がおすすめです。日本でも観測はできるけれど、ヨーロッパ、特に東欧での観測が◎

夏休みの旅先は、星を目当てに選んでみる。なんてロマンチックで贅沢な現実逃避を、たまにはしてみたいものですね。🙏

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。