夢を覚えておきたければ、これを食べよ。
夢と潜在意識の関係って、これまでもいろいろ語られてきました。日々の出来事を整理したり、記憶を定着させたりするプロセスの一環、なんて話を聞いたこともあります。かくいう私は肝心な夢を8割がた忘れた状態で目覚める日々……。
ということで(まとまりないっ!)、ここで紹介したいのは「Elite Daily」で見つけた、夢と関係する食べ物の話。科学的見解や事例をまとめあげたライターCaroline Burkeの記事によると、なんでもこれらの食べ物を寝る前に口にすると、翌朝夢の内容を覚えているとかいないとか。
カギを握るのは、どうやらあるビタミンのようです。
最後のほうは彼女も「直接、影響があるかはさておき」……いやいや、どっちなん?正直、ツッコミどころもありますが、まあこういうのはエンタメ感覚で楽しんでみて。
夢の記憶をとどめる
「暗記パン」的食べ物がある!?
朝目覚めたとき、夢をみたという実感はあるのにどれだけ頑張っても、内容を思い出せない。結構モヤモヤしますよね。けれど、どうやら夢を記憶に定着させる方法があるみたい。これでようやくビヨンセと踊り狂ったこと(あ、もちろん夢の中で)を友だちに自慢できそう。
曲解するとですが、夢の記憶をとどめておきやすくする食べ物があるようなのです。なかにはお菓子まで!?これらを食べたときのほうが記憶が鮮明に残るとしたら……。
もちろん、夢について解明されていないことはまだまだたくさん。そもそもなぜ夢をみるのか。夢とは私たちの「無意識」にどう関連づくのか。というか、だいたい深読みしすぎなんじゃないのか、などなど。とくに蛇穴に落ちる夢や、カニエ・ウエストにツイートされる夢なんかが何かしら普段の生活と紐付いているなんて、できれば思いたくないでしょう。
とは言え、あるものを食べることによって夢が覚えやすくなるのなら、意識と無意識には、やっぱり何らかのつながりがあるのかもしれない。そう思えてならないわけです。
論議を呼びそうなトピックですが、科学が解明するところによれば、より鮮明に夢を思い出すための一助に、以下の5つの食べ物がなるというのです。ホント?
01.
チーズ
まず最初にはっきりさせておきたいことは、チーズにはトリプトファンが豊富に含まれているという点。ところが、じつは悪夢を見てしまうことも、よく眠れないのもチーズのせいだ!と、以前「BUSTLE」のこの記事は紹介しました。
残念ながら(いや、じつはラッキーなのかも)チーズが夢に影響を与えるとまでは断言できませんが、トリプトファンのおかげで早く眠れるという点においては、妥当かもしれません。まあ、寝る前にチーズを食べる言い訳ができるなら、それだけでも満足ですけどね。
02.
バナナ
豪アデレード大学で行われた研究によると、バナナにたっぷり含まれているビタミンB6こそが、夢を覚えやすくしてくれるのだとか。
この研究、ビタミンB6のサプリメントを摂取した被験者たちのほうが、あまり鮮明ではないものの夢をよく覚えていたという臨床実験。本研究をリードした研究家であり、著者でもある同大学心理学科のDenholm Aspy医師は、自身の結果についてこう説明しています。
ビタミンB6の摂取のほうがプラシーボに比べて、夢を思い出すのに効果的であることが結果として出ています。ビタミンB6の摂取は、夢の鮮明さ、不可解さ、それから色には影響を与えず、睡眠パターンにも目立った影響は見られませんでした。
うーん、ステキな妥協点。高校生の頃、ロッカーを開けたら巨大なクモがすーっと降りてきたあの夢も、こう考えたら酷くはない、かも。ビタミンB6の摂取によって、あのゾクッとする感触が妙に鮮明に焼きついたり、必要以上にリアルには感じたりしませんから。
03.
アボカド
バナナのほかにビタミンB6が多く摂取できる食べものといえば、アボカド。栄養学を専門に扱う医学メディア「SELF Nutrition Data」の記事によると、アボカドからは一日に必要とされるビタミンB6摂取量の約20%が摂れちゃうのだとか。
たとえば、アボカドトーストなんか、夢をより鮮明に覚えておくうえで、最高の就寝前スナックと言ってもいいのかもしれない。トーストに含まれる炭水化物のおかげでお腹は夜通し満腹だろうし、それでいて消化に睡眠を邪魔されることもないでしょうし。
04.
サーモン
サーモンを通常量食べたとき、一日に必要とされるビタミンB6摂取量の約30%をまかなえるそうです。ほかにも健康に関するメリットがいくつもあるようですし。
カイロプラクターで臨床栄養学者でもあるAxe医師によると、ビタミンB6はハッピーホルモンとして知られるセロトニンの分泌を手助けし、かつ関節の炎症を和らいでくれるんだとか。
また、医師のWEBサイトには、ビタミンは気分障害の治療ともリンクされているとの記載も。ビタミンB6が夢に直接的な影響を与えるかはさておき、体はこのビタミンを好むみたいです。
05.
じゃがいも
こんもり盛られたマッシュポテトのお皿を越える幸せなんてあるのでしょうか。
ここでも「SELF Nutrition Data」にこんな記載がありました。じゃがいもから摂取できるビタミンB6(成人が一日に必要な分)は約25%と。さらにはそこにクリームやチーズなどの乳製品をひとつまみ混ぜてあげると、より夢を思い出しやすくなる、とも。
もちろん寝る直前に食べたくなければ、ビタミンB6のサプリを摂取してもいいでしょう。そうすればやっと「ビヨンセを噛んだのは一体だれ!?」の謎が解けるかも。まあこれだって、あくまでも夢の中での話ですけどね。