タイムスリップしてでも食べたい「11日間だけ」の軍鶏鍋
江戸のカルチャーとは切っても切れない関係にある伝統料理「軍鶏鍋(しゃもなべ)」。今でも軍鶏鍋を食べさせてくれるお店は東京都内でもいくつかありますが、雰囲気込みで最高の一杯が味わえるのは、栃木県日光市にある「EDO WONDERLAND 日光江戸村」が一番なんじゃないかな、と思うんです。
ちなみに、この軍鶏鍋をいわゆるテーマパークの “お飾りメシ” と思うなかれ。
2018年11月8日〜18日に開催される期間限定イベント「秋の宴」のためだけに用意された特別メニューなんです。
本気で江戸にタイムスリップしてこそ
粋な鍋にありつける
最高の一杯を食すには、まず「100%入り込む」ことが大事。
本格的に再現された江戸の街並みをツーリスト気分で巡るのではなく、本気で変身して「江戸人」になりきりましょう。
侍やかぶき者、新撰組、町娘や花魁、大奥など、変身メニューは驚くほどの充実ぶり。変身スタイルごとで、キャストに話しかけられる内容やリアクションも変わってくるので、まるで自分が時代劇の主役になったような気分で1日過ごせるんです。
「見廻り、ご苦労様です」
「刀の向きがおかしいでござるぞ」
「お主、怪しいな」
といった具合。
これが、想像以上に楽しい!
「変身処 時空」で着替えて、いざタイムスリップ。
江戸の旅人気分になれる、旅籠屋(はたごや)。
矢場で弓矢のお遊び。どうしても右にズレちゃうんですよね。
豪華絢爛さに驚いた「花魁道中」
醤油の香りが香ばしい! 七輪で「せんべい焼き体験」
映画のワンシーンさながらの忍者が!
無料で化粧体験ができる「紅庵」。小町紅(口紅)も人気。
歩き回ってお腹が空いたところで
いざ、軍鶏鍋を
この軍鶏鍋が「最高」と言われるのには、ワケがあります。
NHKの『幕末グルメ ブシメシ!』シリーズの料理監修もしている冬木れいさんがメニュー開発を手がけていて、当時好まれた “潔くて男前な江戸料理” を研究し、1品1品に至るまで食材の良さがダイレクトに伝わるようにこだわり抜かれているんです。
メインのお肉には弾力がある栃木産の軍鶏を使っていて、醤油ベースの出汁はほど良い甘みが食欲をそそります。さらに、脇役かと思いきや「しじみのしぐれ煮」や「灰干し製法で作られたさんまの干物」もクセになる味わい。
美味でござるー!
一気に食文化が花開き、季節ごとの「旬」を味わうことが粋とされた江戸時代。400年前の人たちもきっと、同じようにニンマリしていたんでしょうね。
旬の野菜を豆腐と白味噌ベースの出汁で味わう「野菜白鍋膳」1500両。
栗銀杏ご飯や、炒り銀杏など様々な一品料理も絶品なのが「秋の宴」
秋満載な「味噌干し柿と揚げ栗」はとても色鮮やか。
紅葉シーズンに飛び込みたい
ワンダーランド
エンタメ空間でありながらも、江戸の文化を体感しながら学ぶこともできる「江戸ワンダーランド」。
家族と行くのはもちろん、ワイワイ楽しめる友だち数人で行ったら、1日中盛り上がれると思います。
東京から約2時間。タイムスリップしてでも食べたい「軍鶏鍋」には、江戸の伝統や秋の旨味がいっぱい詰まってますよ。
町全体がリアルな江戸。「女ねずみ小僧が捕まった!」
元祖ゆるキャラ「ニャンまげ」も待ってます。
「EDO WONDERLAND 日光江戸村 秋の宴」
イベント開催期間:2018年11月8日(木)〜11月18日(日)
イベント開催時間:日光江戸村の営業時間に準ずる
場所:栃木県日光市柄倉470-2
公式HP:http://edowonderland.net/