台湾で文房具に惚れた!ハイセンスな「物外設計」の万年筆
勝手ながらですが台湾雑貨のイメージは、赤に黄色や黒の配色で「レトロかわいい」なんて表現されるキッチュなデザインで、つい買って帰りたくなるものだと思っています。ただ、お馴染みの国だからこそ、ありきたりな“洒落たモノ”ではなく「実はこれ台湾で買ったんだ!」って、自信を持って推せるお土産を選びたい。
そんな思いで、次は絶対に立ち寄ろうと思っているのが、『物外設計』という文具ブランドのお店。
なかでも「Y STUDIO」シリーズは、銅や真鍮素材剥き出しでインダストリアル感を漂わせながら、女性の手にも映える繊細さのあるデザイン。これ、一目惚れしました。
台北市内だけでも数店舗あるから、アクセスしやすいって理由を含めてのチョイス。
オンラインでも購入できるけれど、重さにもこだわっているから実際に触れてみたいんです。ショップリストはこちらから。
この万年筆に、ビビッときた
「Y STUDIO」の万年筆は、真鍮にブラック塗装されたものと、銅素材の2種類。この艶やかなピンクゴールドに惹かれる女性って、少なくないと思います。
素材を剥き出しにしているのは、使う人の握り方や手の大きさによって、それぞれ違う味が出てくるように。そして、酸化によって色が変わっていくのを、目でも楽しんでもらうためだそうです。
ハイエンドなニブ(ペン先)とレフィルは、ドイツのシュミット社が手がけたもの。メープル材のペンケースと、革のストラップがセットになっています。
「背景まで愛せること」が
使いつづける理由になる
デザイナーである楊格さんと廖宜賢さんは、手書きが当たり前だった時代の、文章や言葉をゆっくり吟味する時間をもう一度大切にしたいという想いから、「Y STUDIO」シリーズを立ち上げました。
軽さと安さを追求された文具によって、紡がれる言葉の重が失われたように感じていたふたりは、あえて重さのある金属を素材に選んだのです。
ひんやりとした冷たさと、指先にかかる重量で、綴る前に心がスッと整うように。
地元の工場でつくられたそれぞれの文房具は、1000度以上の炉に入れた後に、職人さんたちの熟練した旋盤技術によって、一つひとつ整えられています。
どんな人たちが、どんな想いを込めて手がけたものなのか、ひとつのモノを設計している余韻や価値まで届けることが、選ぶ理由になる。それを体現するから『物外設計』、というワケです。
いかがです? このセンスあるアイテムを実際にチェックしに、次の台湾旅の計画に含めておきたくなりません?