「ミシュランよ、星をくれ!」――オーストラリアのKFCオーナー

いいレストランって、なんでしょう。おいしい食事を提供している、食材にこだわっている、清潔な空間が保たれている……どれもが大切な要素ですよね。でも、なにより重要なのは「食べたい!」って思わせることなのかもしれません。

たとえ食べられるものが世界中で同じ味だとしても、それを求めて数百kmも離れた場所から足を運ぶ人たちがいたら、いいレストランの仲間入り。そう考えても問題ない気がします。

つらつらと書いてしまいましたが、この記事の主役はオーストラリアのAlice Springsにあるケンタッキーフライドチキン(KFC)です。

オーナーのSam Edelmanさんによれば、隣のKFCは約1200km先。世界中で認められた味を食べるために、長時間のドライブをして、彼のKFCにやって来る人たちがいるそう。

だから、Edelmanさんは「ミシュランさん、星をください!」と猛アピール中。

ミシュランの二ツ星の基準は「遠回りをしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」と言われています。そう、彼は自分のKFCはこれを満たしているのでは?と考えているんです。

さて、ミシュランガイドにAlice SpringsのKFCが載る日は訪れるのでしょうか?

Top image: © Justin Sullivan/Getty Images
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。